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ギアクロニクル解説
こんにちは、にだいめです。いよいよ2023年6月にサービス終了してしまうVanguard ZEROですが、終活の方は順調でしょうか?
今回は5月に開催されたわたりさん主催のThe last battleにおいて個人成績9-0を達成したギアクロニクルについて解説していきます。
ZERO史上最高のデッキについて是非学んで行ってください。
以下常態
デッキリスト
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採用カード解説
G4
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クロノバイザー・ヘリテージ 1枚
このデッキの顔である1枚、ゼロスドラゴン同様3rd超越でのフィニッシャーとなるが、それらとは使いやすさ・決定力が段違いである。
3rd超越までゲームが伸びることはあまりないが、そこまでゲームを伸ばせば勝てるという安心感に繋がっている。
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クロノドラゴン・ギアネクスト 2枚
2nd超越でゲームを決めきれなそうな時に、ドライブ数と手札交換を使って3rdまで耐えるプランの時に乗る。
Vのスキルで増える打点は1なので、打点の面でアヴニールより優先する場面はほぼない。
また、テキストにCBやSBが不要なため、ミスフレプランの時は1stミスフレ→2ndギアネクの流れをとる事が多い。
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超刻獣 アヴニール・フェニックス 4枚
ネパダとスプリットペガサスの選抜制限によりギアクロで最もよく見るGユニットになったカード。
制限前だとリアガードのパワーラインは2nd以降でないと安定して取れなかったため、1stスプリット→2ndアヴニールorギアネクだったが、スピアヘッドが抜けた枠にイギギが入ったことにより、1st超越からでも5パン通せるパワーラインを作りやすくなった。
後手を取れたゲームはアブニールに2回超越して打点を出せば、メタルパーティも絡んで殴り切れることがほとんどである。
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超刻龍 オルタード・ドラゴン 1枚
ハンデスやドロップゾーンのバインドなどでどうしても超越できなかった時に乗る事故回避要因。
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超刻龍 ファンロン 1枚
先行でミスフレをできるCBはないが、バインドゾーンの守護を回収すれば絶対耐えて勝てる時に1stで乗るかもしれない枠。
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時空竜 ミステリーフレア・ドラゴン 1枚
先行の1stでターンを渡すと負けてしまう状況の時に乗るカード。
追加ターンが得れるかは運になるが他のデッキと違って、先行でもノーチャンスになる事がないのはかなりの利点である。
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終焉のゼロスドラゴン ダスト 1枚
3rd超越で相手がグルグなどで複数インセプがあって盤面解決が難しい時などに詰めの手段として使う。
超越コストは基本ドロップから賄うため、究極超越のコストキープも少ししやすい。
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ハーモニクス・メサイア 1枚
特に相性が悪いこともなく、Gゾーンにも余裕があるのでガード値のために採用。
G3
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クロノジェット・ドラゴン・Z 4枚
G期において最高のカードパワーを持つハーツカード。
ドロップのG3をコストにして超越=道中の引トリガーが実質2ドローとなる上、そのバインドしたG3をメタルパーティで再利用できる綺麗なデザインとなっている。
超越ボーナスもSBで盤面除去or自分の盤面変換をしながら盤面に任意のカードをリクルートする事ができる。基本的にはドロップをコストに超越(+1)、ボーナスで盤面除去(+1)、そのグレードに応じてリクルート(+1)と合計3アドを毎ターン取る事ができる。
この圧倒的なアドバンテージ力によって、超越前のターンにリソースを投げつけてアグロできることにも繋がっている。
また、FVやシシルス互換のカードがある・マリガンで大きく動かしても札を盤面に積極的に出せることでライドの安定性も高い。
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刻獣 プロシード・シープ 1枚
CB1で手札交換ができるようなテキストだが、ドロップ+自身をバインドできることに大きな意味がある。
ドロップからネパダをバインド→メタルパーティでネパダを出せるようになり宝石対面への有効セプの確保ができる。
自身をバインド→超越コストがメリーブロックしかない時でもメタルパレードのコール先を確保できる。
このようにメタルパレードとかなり相性が良く、超越ボーナスでリクルートができる(できなくてもドライブでめくれてたらそもそもG3がある)ので1枚でも運用ができる。
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刻獣 リプレニッシュ・コアトル 1枚
山札からリクルートした時にCBがなければCBを1つ供給してくれる。
アブニールから捲ってメタルパーティのCBを確保したり、ミスフレの追加ターンでCBを確保して打点にすることもできる。山にいると便利なため2枚にするのも検討できる枠。
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刻獣 フラレセント・ドラゴン 3枚
V登場時にCB1&SB1で相手の後列をランダム除去できる。先3に乗るのが主な役割で、FVが超越後に使われるシラヌイ、シャルハロート、宝石などにはアドバンテージの阻害、FVが早く退場するかげろうなどの対面には前列を除去して打点の追加ができる。
Zの欄で記述した通りG3帯のサーチはしやすいため、先行でZがある時はこれのライドを狙う。先4ではZに乗り直すが、これのSBコストでメリーブロックを吐けていると引トリが絡んでなくても手札を切らずに超越できる。
後攻は勝つので先行を捲るための枠。
G2
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刻獣 メタルパーティ・ドラゴン 4枚
メインデッキでリアガード運用をして唯一打点を増やせる大事な1枚。
基本的にはメリーブロックと合わせて21k以上のラインを構成する事ができ、G3+メリーブロックのラインに変換して高打点での連パンができる。処理順はメリーバインド→メタパG3+メリーコール。
手出しもVで10kとして使うのも強いので、対面によってこのカードの使い方を変えることで勝率を上げられる。
バインドゾーンにカードが無いとアタックできないので2tなどはFVを使わないと殴れないことに注意。
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刻獣使い イギギ 4枚
選抜制限によってスピアヘッドが抜けたことにより4枚採用されるようになったカード。
効果はバインドゾーンor山札から他のユニットがリクルートされると19kラインになるというシンプルなものだが、アヴニールを主体としている今のギアクロでは連パンをパワーラインで支えてくれる欠かせないカードになっている。
アヴニールでイギギを含んだ複数枚をリクルートした時もイギギのテキストは反応する。
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刻獣 クルージング・ドラゴン 4枚
単体で11kラインを持っているため顔への1点目に使える・守護を探せるので連パンの最後の空パンに使える便利なカード。
先後問わず、メタルパーティと守護にアクセスできるのは優秀。
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刻獣使い マニシュ 1枚
自分のリアガード枚数でパワーラインを最大19kに上げれるカード。面が空いてしまう分単体で高いパワーラインを形成できる。
抵抗になる効果も持っているが、超越後にしか使えない所が評価が低いため枚数は少なくなっている。
G1
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刻獣 メリーブロック・ドラゴン 3枚
マニシュ同様リアガードの枚数によってパワーラインを挙げられる優秀なブースト要因。ゲーム中に2枚は出したいので3枚採用している。
山札、ドロップでG3として扱う効果も非常に優秀であり、Zの超越ボーナスで相手のG2を除去した時の主な呼び出し先となる・Zの超越コスト代替効果の対象になれる部分で非常に噛み合っている。
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刻獣 リボルバー・ドラコキッド 2枚
シシルス互換枠。FVの効果でこのカードにも触れるため、Zへのアクセス率はかなり高くなっており、余裕がある時にはフラレセントをサーチすることもできる。
この枠がなくてもライドができるという考えの場合は、山札調整ができるへガルドとの入れ替えもおすすめ。
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刻獣使い ネパダ 4枚
超越前でもインセプを増やすことのできる受けのカード。超越後にインセプ除去力が高い対面でも、序盤に投げることでインセプとして有効に使う事ができる。
プロシード・シープでバインドゾーンに飛ばしてメタルパーティで呼び出すこともできる。
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スチームテイマー アルカ 4枚 (守護)
特に競合先があるわけではないため確定採用。
GB2でドロップから拾えるスキルを持っているが、スプリットペガサスが採用できなくなったことで、使える場面は2nd以降になっている。
G0
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治ガード 4枚
G3は9枚で十分なため、ガード値として最大枚数採用。
FV
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クロノ・ドラン・Z
このデッキの安定感を支えてくれるカード。2tに使えるため除去されることもほとんどなく、ライド先やガード値を探すのに貢献してくれる。
デッキ概要
3rd超越での確定ET、守護のサーチ&再利用・多面セプでの受け、ハーツの爆発的なリソース力を強みとしており、このゲームで強いデッキとされる基準を全て満たしている。
後攻ではアヴニール連打でほとんど勝ってしまうので、メインデッキの内容を先行に寄せて捲る可能性を高めている。
ゲームプラン
共通
Zのライドを最優先にしてドランやリボルバーを使う。
超越ボーナスは基本相手のG2を除去してメリーブロックを呼び出す。
超越後の手出しのメタルパーティは、有効に使えるタイミングで出す。
基本はアヴニール連打で連パン、どうしても詰めきれずに3rdに伸ばしたい時だけギアネクに乗る。
先行
3tでフラレセントの絡んだ打点増加を狙う。
初回はアヴニールでネパダ、クルージングを出して守護・次ターン用のメタルパーティを狙う。
耐えれなそうな時は初回ミスフレ→ギアネクorアヴニールを狙う。
後攻
基本はアヴニール連打でパンチ数を増やして詰めていく。
2ndで詰め切れなさそうで3rdをもらってETを取った方が確実な場合には、ヘリテージに繋ぐためにギアネクで防御札を集めに行く。
マリガン
目指す形
ジェットZ、ライド用G2&G1 @2(トリガー以外)
G3
ジェットZのみ1枚キープ、先行でZがある場合はフラレセントをセットキープ
G2
Zがあれば複数キープ
G1
Zがあれば後攻のみ2枚までキープ
守護は先行のみ1枚キープ
後語り
ここまで読んでいただきありがとうございました。
G期の最後に主人公クランであるギアクロが大出世してくれてとても嬉しいです。デッキのギミックとしても除去して枚数を増やして殴る、真正面から戦うデッキなので純粋な強さの到達点って感じがします。
3年半続いたZEROが遂に終わってしまうことで寂しさもありますが、残り少しの間このゲームを楽しみ尽くしましょう。