秘密ドラマ感想第三回
薪さん不憫!の回でした。モニターの前で、小さく固く丸くなって咽び泣く薪さん。ちょこんとした後ろ姿は子どものよう。漫画より、薪さんの孤独感が際立ちます。
青木は原作どおりでした。鈴木の脳は見る、薪さんを拉致してヘリに乗る。途中で意識が混濁し、薪さんの膝枕で「もう薪さんと心中してもいっかー。」とのたまう。意識が戻りしっかりヘリを操縦する青木に、薪さんきゅんきゅんしてました。暴走する青木に弱い薪さんです。それは青木がただの無鉄砲じゃなくて、「早く助けたい。」一心から行動してるからです。
中島さん、横顔が正に青木。後ろ姿の首筋も無印7巻の表紙そのままでびっくりしました。元々の人柄の良さが
青木そのままで、配役が見事です。ポンコツぶりもしっかり見れました。
貝沼は改変で、原作より重いキャラになりました。
大好きな薪くんのために、MRI研究のために少年を殺して、第九を作り、(清水玲子先生も考えそうですよ。この設定)薪さんの記憶に残ることを望んだ。
薪さん、MRIを使うたびに貝沼のことを思い出すなんて辛すぎです。鈴木が命を賭けて薪さんを守ろうとしたけど、貝沼の勝ち。
最後、寝ている薪さんが抱えている本に挟まれていた写真は鈴木とのツーショット。鈴木の思いをお守りにして、貝沼の呪いを乗り越えようとする薪さんでした。
今回の見所
ラストの薪さん号泣シーン
小さな小さな薪さん。原作だと鈴木の脳を見るときは青木が一緒ですが、ドラマでは一人で見ていて青木は廊下で待機していました。ドラマの方がより薪さんの孤独感が伝わりました。死んだ貝沼の思惑を知っても、第九は存続させねばならないのは辛すぎる。
青木登場
トイレで気絶、ヘリに乗る、やりたい放題。
最後、父親が切り抜いていた新聞記事を見つける場面がよかったです。
勝手な独り言
岡部さんの出番を増やしてほしい。
曽我さん、小池さんは原作どおりにしてほしかった。
特に曽我さんが薪さんにいびられる場面は和みなので、
有能そうな曽我さんを見ると、癒しパートが消えた感があります。曽我役の濱津隆之さんは「カメラを止めるな」の主演俳優さん。やはり配役が豪華です。小池さんは原作では失言王なので、曽我さん小池さんが何かやらかすのを期待します。無印の第九メンバーが好きなので、ドラマ版でも薪さんの「第九はまるで家族」感を出して欲しいです。
原作を読んでいない方は、重い内容についていけるでしょうか。第九の成り立ちが、貝沼の薪さんへの想いからなんて呪いです。原作では、第九の意義を信じて捜査する薪さんですが、ドラマ版ではふとしたときに貝沼の犠牲になった少年を思い出しながら捜査するので、原作よりヘビーです。ドラマで薪さんの不幸が増すなんて、考えてなかったです😭
次回、雪子さん再登場。展開が早い!