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花束みたいな恋をしたを観た感想

遅ればせながら「花束みたいな恋をした」観てきました。なんとな〜〜〜くの内容はわかっていましたが予告は観ておらず、ふらっと映画館へ。

………泣けた。
自分に置き換えて感情移入してしまった。

最初はどっぷり2人の世界で
毎日毎日一緒にいるのが当たり前で
何度も身体を重ねて、後先考えずに同棲して。
ペットも飼い始めて。

たのしかった日々もライフスタイルや
周りの環境によって自分も成長していくことで
ズレが生じてくるんよな…。

相手に依存せずに自立していれば上手くいったのかもしれないけど、20代前半ではなかなかわかることではないのかもしれない。

ましてや学生時代からの付き合いだと
そのギャップに苦しむのだ。

別れることを決意したふたりが
最後に楽しく過ごそうと観覧車にのったり
カラオケに行ったり。

楽しかった思い出だけを刻みたいから
最後ぐらい明るく楽しく過ごしたいのだ。

わかる。わかる。
わたしもマルと最後は夜にラーメン食べて
ドライブしてコンビニの駐車場でアイスを食べた。
その後はホテルに行って最後に寝た。

最後だと思うと無理矢理明るく振る舞う。
 
辛すぎてこの辺は涙腺崩壊。

最後に話そうと麦と絹はファミレスへ。
いつもの自分たちの指定席が空いていないことで恋の終わりを感じさせられたシーンだった。

やっぱり別れたくないと言う麦は結婚しようと言うが、恋愛感情がなくても家族になれるって…なんかもうしんどいよね。結局は長く一緒にいて長い時間を一緒に過ごしてきたからっていう情でしかない。

いつもの指定席が空き、昔の2人を連想させるカップル…いや、これから付き合うことになるであろう男女がやってきて数年前の自分達と重ね合わせる麦と絹。

絹は思わず涙が溢れ、店を飛び出す。
そんな絹を追いかけ抱きしめる麦。

わたしはここでもしかしてこの2人は
別れずに結婚するのか?と思った。

しかしわたしはこのまま結婚しないで別れてほしいと願った。

なぜかって。
わたしはここでマルと別れたから。

このままこの2人が結婚したら
わたしとマルも結婚する道があったんじゃないかって思わずにはいられなくなると思ったからだ。  

2人が別れたとわかったときホッとした
自分がいたのだ。

月日がながれお互い別の恋人ができ
恋人といるときにバッタリ遭遇するふたり。

きっと2人とも今の恋人とは上手くいかないし
お互いを超える人とはなかなか出会えないとおもう。  

でも多分この2人は復縁することはないんだろうな。

消えることのない思い出がイヤでも胸に刻まれて
たまに思い出しながら生きていくのだろう。

 
ふらっと観た映画がマルを思い出すきっかけになってしまったな〜。

この映画、今と環境がちがうときにもう一度観たいな。

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