わたしの「妊活×仕事」第三話
こんにちは!キャリアコンサルタントのKANAです。
「わたしの妊活×仕事」シリーズ第一話、第二話をお読みいただきありがとうございます!
第三話を書き上げましたので、是非続きをご覧ください♪
妊活の捉え方を変えてみる
退職日を迎えたの時に湧き出したネガティブワード、初めての体外受精での流産経験を経て、私の妊活と仕事に対する考え方が大きく変化しました。
わたしの不妊治療はとにかくやり続けるしかない。これは長期戦になるかもしれないから、妊活中心のこの生活を続けることで息が詰まりそう!
継続するためにも、自分の現状を受け止めていったん落ち着くことにしました。これは医療技術に頼るべき課題だから、自分ではどうしようもないことだと受け入れました。
自分の努力が報われないこともあるんだな~と受け入れ、これは頑張りすぎるのは良くないと感じたことも大きいと思います。
何より、妊活中心の生活を送っていて「今の自分全然好きじゃない」と感じたため、どんな生活がしたいかを考え始めました。
キャリアの立て直しスタート
考えた結論は「働くこと」でした。
働くこと/働いている自分が好きなんです。結局。
働くと決めたら、「どんな仕事をするか」「どこで働くか」「どういう働き方で働くか」を考えました。
まずはハローワークへ出向きました。ところが・・・・
窓口の方に「妊活してるなら、そんなに焦って働かなくても良いんじゃない?」「出産して復帰するまで失業保険の給付期間延長もできるよ」と言われたのです。
(それって妊活中の人は雇ってもらえないってこと!?と不信感を覚えました)
その時は他人のバイアスより自分の価値観優先だったので、ハローワークには頼らず、全国に視野を広げ働ける場所を探しました。
幸いにもコロナ禍真っ只中だったので、リモートワークが普及していました。
その中で目に留まったのが【業務委託】という働き方だったのです。
この働き方を見つけた時、運命を感じました!
正社員、パート・アルバイト、契約社員、派遣社員という雇われる働き方しか視野になかったので、ここで180度見え方が変わったという感じです。
長期戦になるであろう不妊治療を優先しつつ、自分らしく働くことができるのは「業務委託」だと気づきました。
そう気づいたら、行動が早い私・・・笑
早速採用人事としての業務委託をスタートしました。
フルリモート、フルフレックスという働き方を始めてみて、不妊治療との相性の良さ、雇用されない心地よさ、自分で仕事をコントロールできることの快適さの虜になりました。
また不妊治療がうまくいかなくても、仕事で自己肯定感が保たれているため、不妊治療に対してもポジティブに向き合えるようになっていました。
さらに、元人事兼キャリアコンサルタント資格の保持者として、不妊治療の現在進行形の当事者として自分に何かできることはないか・・・と考え始めました。
Twitterで色々とリサーチしている時に出会ったのが、不妊治療業界でも有名なninpathさんとファミワンさんでした。
ninpathさんにはDMで自分の経歴や今後やりたいことを送り、求人を募集していないかと問い合わせました。
ファミワンさんにも何か自分が携われるポジションが無いかと問い合わせをしました。
両社ともにとてもよく話を聴いてくださり、ninpathさんではオンラインキャリアカウンセリングのカウンセラーとして、ファミワンさんでは人事業務の一部に携わらせていただくことになりました。
ここから私の妊活×キャリアのお仕事がスタートしたのです。
出会えた仲間たち
業務委託として複数社と契約することができた中で、自分でも独立して何か事業を起こしたいと考えるようになりました。
自分で事業をした方が、持続可能な働き方ができるかなとぼんやりと感じていました。
そこで税務署に開業届を提出し、オンラインで相談できる「niCori Labo~不妊治療と仕事の両立相談室~」を開設することになりました。
モニターとして10名の方のオンラインカウンセリングを実施しました。
さらに、ninpathさんのオンラインカウンセリングでも10名担当した中で、不妊治療と仕事の両立に関する支援に特化したサービスを個人/企業に提供したいと悶々と考えていました。
そんな中、ふとSNSのある投稿に目が留まり、すぐ投稿者にDMをしたのです。(DM好きだな・・・笑)
そこで出会ったのが、今の妊キャリメンバーでした。
2人に出会った時「あ~!同じ想いの人がいたんだ!」とうれしくて、仲間ができたと感じたのを覚えています。
そして3人で立ち上げた「#妊キャリ」が誕生しました。
わたしのキャリアの第二幕がスタートしました。
「わたしの人生これで大丈夫?」を問い続ける
今でも「わたしの人生これで大丈夫?」と問いかけることがあります。
この問いは常に問い続けていくものかもしれません。
問いかけるたびに、いったん立ち止まって自分のキャリアを点検することができます。
「これは私がやりたいこと?」「これは私がやるべきこと?」と問うことで、自分が大切にしている価値観や仕事観が見えてきます。
それがとても心地よいのです。
私の心地よい場所、働きかた、見つけた。
「わたしの妊活×仕事」シリーズはこれにて完です。
全三話にわたってお読みいただきありがとうございました。
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