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人の相談に学ぶ

最近、ジェーン・スーさんのラジオ『生活は踊る』の『相談は踊る』のコーナーを聴くのが好きだ。

家事をしながら、Spotifyで過去の相談をランダムに聴いたりしている。
気付きが多くて、メモしなくては!となったりする。

『隣の雑談』では、サクちゃんのモノの捉え方に共感する土グループ出身の私は、スーさんがわからない!と言うことに対して、この感覚がスーさんにはわかってもらえないのねーと思う事もしばしばだった。
でも、『相談は踊る』を聞いていると、スーさんは何故にあんなに多様な目線で、人の悩みを理解できるのだろうと思うし、相談相手に対しての真摯な回答に、いつもすごいなーと圧倒される。

昨日Spotifyで聴いた過去の相談が私の心に響いたので覚書。


父親からの過去にあった精神的な虐待が原因でメンタルのバランスを崩しているという方からの相談。
カウンセリングによって、今まで気付かなかった家族からの虐待に気付き、今は連絡を取りたくないと伝えたけれど、父親から「離れていても家族だ」という事を手紙で送られてきた事に恐怖や怒りを感じていて、そのしんどさをどうしたら良いかという内容。


その相談に対してのスーさんの回答は以下の様なこと。


自分の人生は自分のもの。
助けてくれる人はいても、決めるのもやるのも自分。
自分が選択して自分の人生を歩けるという意識を取り戻す。
家族は血縁があるだけで自分ではない他人。
父親は、自分は悪くないと言いたいだけ。
話の通じない人はいるし、その相手に気持ちを持って行かれないように自分を守って欲しい。

まだ起きていない事に恐怖を感じる(未来)。
昔の事を思い出すと怒りがわく(過去)。
未来の不安にも、過去への怒りにも、自分を支配させない。
自分にとって、ここのラインを超えるのは絶対に許さないという事だけを決めて、それ以外はハエを払うようにあまり気にせずに対処していく。
怒りの感情に持って行かれて、自分を見失わないように、自分の人生は自分で決定できるという思いで、楽しみの方へ目を向けて生きる。



そのような回答に私はとても共感したし、私の心も軽くしてもらったなと思う。

私の場合は、母に何かあった時に、絶縁状態のきょうだいとまた連絡を取らなければならない事にずっともやもやしていた。

母の介護のことで揉めて以来連絡を取っていないので、正直言えば、この先ずっと会いたくはない人達だ。
ただ、母にとっては同じ子供だから、母に何かあった時に何も伝えない訳にもいかないとは思っている。

この先、母に何かあれば、あの人達と連絡を取ったり、会ったりしなくてはいけないというのは、私にとっては気持ちを暗くする事だ。
自分達は悪くない、ひどい物言いをして自分達を傷付けたのはお前だ、ときっと私を責めるだろうと想像してしまうから。
そんな風に想像してしまう程度には、私が傷付いたということ。

そんな悩みを抱えていた私が、昨日聴いた相談に対するスーさんの回答に救われたのだ。

相手がどう出ようが、それは相手のこと。
その相手に囚われて気に病んでいるのはもったいない。
私は私の良き人生を歩けばいいし、母とは良い時間を築いていきたい。
今に集中して、時には自分の心の栄養となるものを摂取して、良き方向に目を向けて生きていけばなるようになる。
それで良いのだ。
後はその都度対処していけば良い。

目の前のことは何も変わらなくても、自分の捉え方次第で今を変えられる。
スーさんのラジオを聞いてよかった。
感謝の気持ちでいっぱい。

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