赤ペン12サイン占い 2022 山羊座 12/22~1/19
心理占星術家nicoが主宰する「心理占星術講座」の下で学ぶメンバーによる12サイン占い。
個性あふれる12人の占星術家が語る各星座の星読みを、nicoが心理占星術をベースに赤ペン添削! これから一ヶ月、わたしたちが陥りやすい心模様について、心理占星術的観点から天空の配置を読み解きます。
牡羊座
お疲れさまでした。あなたは一つの山を登り終えました。頂上からはどんな景色が見えていますか? 自分が思い描いていた素敵な景色でしょうか? それとも違っていてがっかりしているでしょうか?どちらにしろそこが今のあなたの居場所です。世間や[nニ1] 人がどう言おうと、もし[nニ2] 自分が納得出来ていなかったとしても頑張ってきた自分を労いましょう。ここまで来るには楽しいことも辛いこともあったかもしれないけれど全てあなたの糧になっているはずです。年末の大掃除とともに不要な物を手放し頭の中をすっきりさせましょう。そして次に見たい景色を思い描きましょう。どんな場所に行き、どう言う自分になりたいか書き出してみましょう。希望の景色をみるには何が必要で何が足りていないですか? 未来への新しい扉は開かれています。
YUKKO (太陽:牡羊座 月:獅子座)
牡牛座
心地よくない状況にさらされることは、時として抵抗する間もなくやってくるものである。そんな時、人はどういう状態になるのだろうか。うまく対処できず、無力感に覆われてしまうのか。それとも何とか切り抜けるべく対策を講じるところに行きつけるのか。そこが分かれ道でもあるのかもしれない。満たされた安心な場所にいると、当たり前になり成長しようとする気持ちを忘れがちになる。そこへ異質な刺激を受けることで、もう一度自分の本性を見つめなおしたり確認できるのだ。万物の欲求は成長すること。牡牛座さんには、そのためのおためしがあったり、時には八方ふさがりのように思える出来事も起こるかもしれない。そんな時こそ自分のキャパを広げ内面を豊かにしていくときでもある。知恵を絞り、根本に立ち返ることで新しい道を創造できるかもしれない。ピンチは脱皮できるチャンスでもある。
Telesa Noriyo(太陽:天秤座 月:乙女座)
双子座
実際には重要な意味を持たないと知っている事も、形式として続くことがあります。これを変更するのは大変で、できれば面倒な事柄には触れずに進みたいと願うからでしょう。この時期は無意識にルール化した考え方や定番の見直しに最適な星回り。「決まり事」は誰かとの間に結ばれるものにかぎりません。先の展開を読むとき参考にするデータの中にもうすでに古くなった情報が混ざっているかも。自分が自然と受け入れている前提条件が「本当にそうであるか」を客観的に考えてみて。自分ひとりで解決困難な問題ならば、アイデアを誰かと共有したり、意見交換のきっかけとなる動きを作るのもアリ。自由なアレンジをむやみに制限することはツマラナイと思う双子座は、いま現在をツマラナクする「お約束」を変更して新しい仕組みを想像するのはきっと得意でしょう。もしも誰かが似たような問題に困難や不安を抱えているなら、快適さを実現するための一歩となりそう。
みねんこ(太陽:天秤座 月:蠍座)
蟹座
今の蟹座さんに一番伝えたいこと。それは「チャンスの神様は前髪しかない」ということ。チャンスの神様とは、ギリシャ神話に登場する神カイロスのことで、カイロスとはギリシャ語で機会や一瞬を意味します。また彼の前髪は長く、後頭部は禿げていることから、チャンスはすぐに掴まないと、後から掴もうとしても掴めないことを表しています。とはいえカイロスの前髪は、ただ待っているだけでは目の前に現れてはくれません。まずはこれまでに培ってきた経験や知識、魅力を武器にして、今できることを社会の中で積極的にアピールしていってほしい。「私には何もないし、今のままでいた方が楽」だなんて言わないで。傷付くことや変化を恐れて、殻の中に閉じこもらないように意識してほしい。どんな小さなことでも構わない。目標に向かって前向きに生きていると、思わぬところからチャンスはやってきます。それをうっかり逃さぬよう、心の準備も忘れずに。
まや(太陽:蠍座 月:水瓶座
獅子座
年末年始でお酒を楽しむ機会も増えるこの時期。今回はワインに因んだ言葉で提案をしてみよう。獅子座さんは自分を「デキャンタージュ」するイメージでこの一ヶ月を過ごしてほしい。デキャンタージュとはワインをデキャンタという器に移し替えることで溜まった澱を取り除くこととワインを空気に触れさせ本来のポテンシャルを引き出すという2つの目的がある。あなたも未処理のまま溜め込んでいる事柄にきちんと向き合い、けりをつけておいた方が良さそうだ。たとえそれがあなたにとっては心をそそられないつまらないことに思えたとしても、その小さなことが大事な時に全体を台無しにしたりするものなのだ。今のうちにしっかりと環境を整えておこう。そして自分の能力や知識を出し惜しみせずにどんどんオープンにして使っていくことも大切だ。それによって意外なマッチングやマリアージュが生まれたり、自分だけでは気づけなかった可能性が引き出されたりしてより熟成することが期待できそう。
TOMOKO(太陽:獅子座 月:魚座)
乙女座
今年6年ぶりにリリースされたビヨンセのアルバムは、コロナ禍に我慢を強いられた人々に対して再び生きる喜びを満喫しようという思いと共に“ルネッサンス=再生”と名付けられた。そして「この音楽に唯一無二の、強くて、セクシーなあなたらしさを感じてほしい」というコメントや「完璧主義からの解放」という言葉も添えられた。この時期、あなたも自分自身の解放を意識してみるとよいだろう。まずは、ここまで力を抜かずに頑張ってきた自分を褒めて誇りに思って欲しい。そして、じっくり自分自身と過ごす時間を作ってみよう。自分の中にある楽しみや衝動を探り、理解していく時間を持つことでアナタの中にも再生がおきるのを感じるだろう。在りたい自分や共に生きたい相手など自分の理想や喜びを想像して、新しい年へ向かって窮屈にしていた自分を解きほぐしていこう。力を抜くとあなた本来の独自性が顔を出すだろう。その魅力が唯一無二のあなたらしさになるのだ。
ヤエ(太陽:獅子座 月:魚座)
天秤座
今年も本当にお疲れ様でした。年の瀬の慌ただしさもあるでしょうが、ここにきてあなたは人との交流が活発になったり、新しく人からの刺激を受けやすくなっていませんか? 多くの刺激を受ける、より良い人達との出会いや関わりは、もともと視野を広く持ちたいあなたにとって、世界が広がって行く喜びがありますね。でも、急がずにこの一年頑張って生き抜いてきた自分を労いましょう。寒さが厳しくなる今だからこそ、温かな居場所を確認したり、自分を労うスペースを整えたり、ホッと出来る人を大切にして欲しいです。今年の疲れを癒し、自分をメンテナンスして、英気を養いましょう! その作業の中で自分のアイデンティティを確認するのは、新しい年を迎えるこの時に相応しい振る舞いに思えます。ここまでが自分の内面での成長や経験値を上げる日々であったなら、新しい年は、外に向かって、自分のキャパを広げたり、自分の魅力を表して行けるように動きましょう。
紅谷柘榴(太陽:山羊座 月:射手座)
蠍座
この時期の蠍座は、今まで気づかず素通りしていた周囲の人の振る舞いや言動に意識が向きやすくなる。そして、これまで深刻にとらえていた物事が、実はそうでもないのではないかと思い始めるはずだ。目の前で起こる出来事を、自分だけが重大なこととして受け止めていたと気づくだろう。どんなときでも軽やかに前進している誰かを見て、羨ましく思うことがあるかもしれない。そんなときは、自分の考え方や価値観を疑ってみるといい。おそらく、頑なに信じ込んでいる何かがあるはずだ。頭でばかり考えていると、身動きが思うようにとれなくなることもある。柔軟に感覚を使って、すでに必要のなくなった思い込みを手放していってほしい。長い間大切に守り続けてきたものから離れることで、自分自身が崩壊するのではないかと、不安や恐怖に駆られることもあるだろう。だが、そうすることでこれまで想像したことのない、胸が高鳴るような世界にきっと導かれるはずだ。
苑宮 泉(太陽:天秤座 月:天秤座)
射手座
「僕の中に9歳の自分がいて、あいつが飛べってずっと言ってたんですよ」射手座の羽生結弦選手が北京オリンピックでフリーの演技を終えたあとそう会見で語った。オリンピックという沢山のトップクラスの選手と競い合う場で、他の選手ではなく、彼は自分の中にいる小さな自分自身と一緒にジャンプした。誰かという相対ではなく、自分の中にあるものを基準にし、育み、表現してゆく…そんな姿を羽生選手から倣いたい。しかし双子座にいる火星が逆行している1/12頃までは、思うような手応えを感じにくいだろう。だからこそ子供の頃に思った小さな夢を叶えてみよう。「ケーキをワンホール食べたい」そんな小さなものでもいい。きっと自分で夢を叶えた喜びと、小さくとも自分の力を実感できるだろう。そんな気軽な気持ちでジャンプを繰り返していけば、いつも間にか高く、誰とも違う美しいジャンプできるようになるだろう。
千花(太陽:牡羊座 月:山羊座)
山羊座
ざっくり言うと、やぎ座はホロスコープのてっぺんの所に位置しています。てっぺんと言ってもいろいろありますよね。富士山の頂上とか、こやぎ・・ではなくこやりの上(ちなみにアルプス一万尺の歌詞にある「こやり」というは日本アルプスの槍ヶ岳の山頂にある岩のことだそうです)とか。それに標高4.53mの天保山の山頂だって、てっぺんです。どんなところでも、あなたがそこに行くべきだと決めたところがあなたにとっての頂上ですが、登り切ることではなくそこを活躍できる場にすることがやぎ座さんにとって大切なことで、それはきちんとこなされている方が多いと思います。でも、こんなやり方でいいのかとか、他の可能性は無いのか、なんて考えてしまうことも多いのでは。でもこのやぎ座期には正解かどうは問題ではなく、自分が「これだ」と思ったらそれでいいんじゃないかという、いい意味での開き直りが得られそう。シンプルに進んでいきましょう。
はるさめ(太陽:魚座 月:蠍座)
水瓶座
毎年この時期カレンダーを眺めては「え! もうこんな時期…」という驚きを懲りもせず感じる。そんな飼い主をよそに我が家の犬は寒くなればこたつにもぐり、暖かくなれば出窓に出向き外の世界を眺め、お気に入りのぬいぐるみを抱えまた眠る。暦=時間のシステムに捉われず、自分の内なるものに忠実に生きる様が羨ましく感じる訳は、私が自分自身の『感覚』を置いてけぼりにしてしまっているからだろう。これからの時期はあなたも私も、自分の『感覚』を再度実感するために大切な日々となってくる。これは譲れない、未来にむけて大切にしていきたい、そう感じるものを覚悟を持って選び取ってみる。選んだからには選ばれなかったものがある。こたつにいながら外の景色は見えないし、お気に入りのぬいぐるみをいくつも抱えては歩けない。「色々な可能性を残したい…という思考や思いから逃れよ」と『感覚の偉大なる師』愛犬に、今日も私は遠巻きに忠告をされている。
ひかり(太陽:魚座 月:双子座)
魚座
憤りを口に出さずはいられない状況がたびたび訪れそう。あなたが伝える言葉は、ある人には耳に痛く、ある人には自分を否定されたようにも聞こえる。事なかれ主義を貫きたい人からは「またややこしいことを言っている」とあざけるような言葉をささやかれることもあるかもしれない。心を穏やかに保つためには「沈黙は金」「口は災いのもと」、だから口を閉ざしていなさいと占うこともたしかにできる。でも、息をひそめてやり過ごすわけにはいかない事情のために奮起したあなたの口を、どうして塞がなければならないのだろう。とはいえ、どんな真実の指摘であっても、ほんの一言で現実をひっくり返すことはできない。本当に変えたい現実がそこにあるのなら、作戦を練ろう。簡単にはかなわない理想だとしても、自分がこれまでに取り組んできたことが最初の足がかりになることに気づけるはず。自分自身こそが人の声を疎かにしていないか、自問することも忘れないで。
うか子(太陽:蠍座 月:双子座)
心理占星術家 nico より
皆さん、2022年赤ペン原稿おつかれさまでした! みなさん、それぞれに忙しい人生を送る中、続けていくモチベーションが下がることもあったと思いますが、こうして毎月書き続けてくれたこと、私の批評にもめげず、さらに成長しようと努力を続けてくれたこと、心から感謝しています。ありがとうございました。
何が正解なのか、誰が読んでくれているのか、そんな漠然とした状況の中で書くというのはもどかしい感じを持っていたのではないでしょうか。そういう中で、自分なりに工夫してみること、そういう姿勢こそが大事なのではないかと思います。
今月は、山羊座的なのか、また世の中のムーブメントのせいなのか、非常に保守的な内容――小さく内向きな暮らし――が多かったかなともいます。来年は、もう少し大胆に読んでみてもいいのかな。そんなことを思いました。
ということで、2023年もそれぞれのチャレンジのために、赤ペン原稿を引き続きよろしくお願いします!
トランジットを考える +:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+: -:
天体の運行(トランジット)は未来予測––新しい時代を切り拓く、時代の意識が変化するだけではない。むしろ個人にとっては、本来もっている本質に戻る機会であり、機能調整する機会として捉えるべきかもしれない。
個人の内面を照らす新しい解釈です。ぜひご覧ください。