アメリカはもう不況なの?株は買い?景気後退宣言をするのはNEBR
アメリカの景気後退(リセッション)についてメモ
不況になれば株は買い
なぜなら金利と株式はシーソーの関係で、2022年は金利が高く株式にとっては悪い環境だったけど、不況になって金利が下がるのであれば株式にとっては良い環境となるはずだから
今、アメリカの景気は悪くなってきているけど、景気後退(リセッション)に入っているのかどうかはハッキリとはわからないという状況
なぜならまだ全米経済研究所(NEBR)が、景気後退(リセッション)入りを宣言していないから
アメリカの景気後退(リセッション)が、いつからでいつ終わったかを判定・発表は、全米経済研究所(NEBR)の”景気循環日付委員会”という団体がする
直近の景気後退発表は
2020年6月8日に『2020年2月にアメリカの景気後退(リセッション)入り』を宣言
その約1年後
2021年7月19日『コロナウイルスを発端とする景気後退(リセッション)は、2か月続き4月に終了。雇用と生産に関する主要な経済指標は全て、2020年4月が底だということを明確に示している』と発表された
ちなみに、2020年2~4月の2ヵ月間の景気後退(景気後退)は過去最短で、2020年2月までアメリカは、10年8ヵ月も景気拡大が続いていた(2020年2月までは過去最長で景気が良かった)
株式投資には先見性があり、先を織り込んでいるので、投資をする時は先を織り込まなければならない
今はまだ景気後退(リセッション)入りは宣言されていないけど、全米経済研究所(NEBR)が景気後退(リセッション)がいつからいつまでだったという事を発表するのは1年くらい経ってから
今もしアメリカが景気後退(リセッション)に入っているとしても、今発表される事はないという事
なので景気後退(リセッション)の発表がされなくても、経済に関する悲観的な見方が広がっていて、支出も投資も引き締められ、弱気な地合いが広く行き渡っているという状況になったら、その時は景気後退(リセッション)になっていると考えられる
全米経済研究所(NEBR)の景気後退(リセッション)の定義は、『経済活動の大幅な低下が経済全体に広がり、数か月以上続く事』であるので、経済活動が低下しているのかは、経済指標で確認する必要がある
最近の消費者物価指数等の主な経済指標は、だいぶ低下してきている
ということは、今は買い場が来ている?と考えられるのかも?
参考までに前回の景気後退(リセッション)と株価の関係を見てみると…
2020年6月に全米経済研究所(NEBR)が『2月に景気後退(リセッション)入りした』と発表した時には、もう景気後退のピーク(4月)は過ぎていて、発表の時点ではだいぶ株価は回復してしまっていた
さらに1年後の2021年7月に『今回の景気後退(リセッション)は2020年2月から4月だった』と発表した時には、株価は約2倍になっていた
ということで、景気後退(リセッション)が宣言される時というのは、株は儲かっている時ということになるので、景気後退(リセッション)が発表される前に経済指標などをチェックし、経済が低下しているのかを確認して、経済がどんよりしている不況の時に株は買った方が良いのかも
経済指標の低下や政策金利が0.75%→0.50%に下がってきた今が、まさにその時又は、まもなくその時なのかもしれない