米国株のデッドキャットバウンスが起こる銘柄かどうか判断する方法
デッドキャットバウンスについてメモ
デッドキャットバウンスとは、1月効果と呼ばれるもので、年末のタックスロス・セリング(12月末までにポートフォリオの中でやられている銘柄を損切りし、別の銘柄を利食いしたことから発生した実現益と相殺して、少しでもキャピタルゲインの税金を減らすこと)で売られすぎた銘柄が、買われるべき材料も無いのにフラフラと1月に2、3日だけ反発する現象を指す
デッドキャットバウンスが期待できる銘柄は、まだ若い会社でその年に一番売られている銘柄(株価がダダ下がりの銘柄)が候補になる
その候補を探す時のやり方が下記空売り株数と浮動株比率となる
米国株のデッドキャットバウンスが起こる銘柄かどうかの判断する方法
1.yahoo!financeを開いて調べたいティッカーを入力
『staticstics』を開く
2.空売り株数を確認
『staticstics』の『Share Statistics』の中の『shares short』を見て空売りされている株数を確認する
※shares shortとは空売り株数の事
3.空売り株数の中の浮動株比率を確認
『staticstics』の『Share Statistics』の中の『short % of float』で、上の『shares short』の空売りされている株数のうち、市場に出回っている浮動株がどのくらいを占めているのかを確認
※floatとは浮動株の事で、安定した株主に保有されておらず、市場でフラフラしやすい株の事(もっと簡単にいうと大株主以外の規模の小さな個人投資家が売買している株)
4.考え方
空売り株数と浮動株比率を確認することで、今空売りしている人たちが儲かっている銘柄だとしても、『short % of float』浮動株が10%前後以上だと、もし流れが変わって株価が上昇に転じた場合は一気に買戻しが始まり、買い圧力が高くなり株価が上昇する可能性のある、1月効果候補銘柄になるといえる
5.例
例えばドクシミティ(DOCS)の場合、『shares short』空売り株数は1723万株
そしてフラフラしている浮動株のうちの18.68%が空売りされている(2022/11/25時点)
もし流れが変わって買い圧力が高くなったら、浮動株のうち18.68%も空売りされているので、フラフラと株価が一瞬(3日くらいだけ)高くなる可能性が高いということ