SteamDeckでは「体験版」と「製品版」のフォルダは別々になっている。
なので、そのままではセーブデータは引き継がれない。
・メーカーが「引き継ぎ可能」と言っているのに引き継がれないのはそのためである。
ではどうするのか?
・Steamボタンを押し、電源メニューからデスクトップモードに移行する。
下準備
・左下のフォルダアイコンを押してファイル管理アプリを開く。
・開いたら右上のメニューボタンを押して「隠しファイルを表示する」にチェック。
セーブデータを探す
・まず左側の「ホーム」フォルダを選択し、次のパスを頼りにして順にフォルダを潜っていく。
/.local/share/Steam/steamapps/compatdata/
・/compatdata/まで開いたら、右側の方にある「更新日」というところを押して「更新日↓」の表示にしておくと、直近でインストールしたりセーブしたりしたフォルダが上に来るので探しやすくなる。
・そしてたくさんの数字フォルダの中から目当ての体験版と製品版のセーブフォルダを探す事になる。
目当てのフォルダを探すためのヒント
・「製品版」のフォルダ数字は、SteamストアのURLに含まれる数字である。
(例えば真・女神転生VVの場合、ストアのURLに含まれる「1875830」がフォルダ名である)
・ただし「体験版」はその限りではないので、作業前に体験版を起動して適当にセーブしてファイルを更新しておけば並べ替えると上の方に来るだろう。
Windowsとほぼ共通のフォルダ構成を活用する
/compatdata/数字フォルダ/pfx/drive_c/
・上記のフォルダ以降はWindowsとほぼ共通のフォルダ構成になっている。
・なのでWindows版のセーブデータの場所を調べておけば探しやすいだろう。
(ただしWindowsと違ってユーザー名が変わってる事に注意が必要)
セーブデータがありそうな場所
/drive_c/メーカー名や製品名のフォルダ/
/drive_c/users/steamuser/documents/ などのユーザーフォルダ
/drive_c/users/steamuser/Application data/メーカー名など/
セーブデータのファイルを見つけたら
「体験版」の方から必要なファイルを「製品版」の方にコピペすれば終了である。