適正のある仕事を見つける方法
我々の国が高度経済成長をしていた頃は、大企業に就職して、その会社でサラリーマン人生を終えるということが正しい仕事の見つけ方という風潮がありました。
その時代は転職することなどもってのほか。いわば邪道だったと言えます。
しかし、現代は違います。
大手の企業に就職できたからと言って、これからの人生が保障されるわけではありません。
ですから、今の時代は自分に適正のある仕事に就くことがよいとされています。
適正のある仕事とはどういうものか?
しかし、自分に適正な仕事を探せと言っても、実際にやろうとするとなかなか難しいものです。
ここで注意しなければいけないのは「適正」な仕事を探すということです。
「適性」ではありません。
例えば、仕事の適性検査を受けたところ、あなたは「トラックの運転が向いている」と診断されるかもしれません。
しかし、あなたはそれをやりたくないと感じている場合、それは適正とは言えないのです。
自分が得意とすることでも、自分がそれに興味がない、やりたくないと感じる場合は、適正な仕事とは言えません。
要するに、自分にとって、適正な仕事かどうかは、やりたいかどうか?が大きな焦点というわけです。
適正のある仕事を探すことはとても大切
でも、多くの人は自分にとって適正な仕事は何か?ということを無視して、この仕事だったら人生に有利かもしれないとか、この仕事だったら世間体がいいかもしれないという基準で仕事を決めてしまいます。
こうした人たちは、就職してしばらく経つと、今自分が就いている仕事に疑問を感じるようになります。
「私はこのまま今の仕事を続けていいのだろうか?」と思うようになるのです。
この場合、原因は「適性」な仕事をそもそも選んでいなかったからなのです。
もし、興味があって好きで仕方のないことを仕事にできていたら、自分の仕事に疑問など持たないでしょう。
適正な仕事を見つける方法とは?
こうして考えると、自分にとって適正な仕事を見つけるのは非常に困難なように思えるかもしれません。
しかし、適正な仕事を見つけることは可能です。
大切なのは、多くの情報に触れることです。
世の中にどんな仕事があり、そこで何が行われているか?を知るようにしましょう。
また、好きになれそうだなと思った仕事の世界へ飛び込んでみるのもよいです。
こうして経験を増やしていくことにより、自分が好きでやりたい仕事は何なのか?を探し充てることができます。