「仕事辞めたい」と思う時に考えて欲しいこと

高度成長期の時代には「終身雇用」というのが当たり前の時代でした。」

要するに、高校や大学を卒業してから企業に就職し、定年するまで同じ企業に勤めるという働き方です。

定年前に「仕事辞めたい」と言う人はほとんどいなかったかもしれません。

当時の日本は今の日本と違い、経済的的にも成長期で、それに伴い企業の業績もかなり安定していたので、そういった働き方が可能だったわけです。

しかし、今はそうではありません。

大手企業であっても、業績が信じられないほど悪化したり、倒産したり、海外資本に買収されてしまったりします。

もはや「終身雇用」の時代はとうの昔に過ぎ去ってしまったのです。

誰でも一度は考える「仕事辞めたい」

どこの企業に就職しても、定年まで働けるわけではない。特に今の若者達はそれを実感しています。

それは、数字にも表れていて、新卒社員の離職率は3年間で3割という統計が出ています。

若者だけではありません。厚生労働省が2017年に調査したデータによると、社員の離職率が高いと答えたのは全体の41%だったそうです。

中小企業を中心に、離職率は高い傾向にあります。

あなたの職場でも「仕事辞めたい」といつもぼやいている人がたくさんいるのではないでしょうか?

そもそもあなた自身も「仕事辞めたい」と思っている一人かもしれません。

「仕事辞めたい」理由でもっとも多いのは職場の人間関係

「仕事辞めたい」なぜ多くの人はそのように思うのでしょうか?

国内で最大手の転職サービス会社のリクルートエージェントによると、「職場の人間関係」を転職理由にあげる人が多いとの事です。

あなた自身、もしくはあなたの周りの人で「仕事辞めたい」と言っている人は、職場の人間関係に少なくとも何らかの問題を抱えているのではないでしょうか?

しかし、「自分は人間関係が原因で仕事を辞めたい」と言うのはバツが悪いので、「別の仕事をしたい」とか「給与に不満があるから」と言うわけです。

もちろん、そのような理由もウソではなく、それも本音だと思います。

しかし、仕事を辞めたいもっとも大きな理由は「人間関係」が多いというわけです。

職場の人間関係が原因で「仕事辞めたい」と思ったらどう行動するべきか

もし、あなたが職場の人間関係が原因で今の仕事を辞めたいと思っているなら、まず考えなければいけない事があります。

それは、「どの職場においても相性の合わない人間は100%の確率で存在する」という事です。

今の職場を辞め、「他の会社だったら嫌なアイツいないし」と他の会社に転職しても、いずれまた別の「嫌なアイツ」は100%出現します。

これはもう、会社という組織にいる限り、ほぼ解決しないわけです。

ですので、新しい人間関係を求めて転職するのではなく、「仕事」にフォーカスすべきです。

自分がやりたい仕事、好きで仕方がない仕事を自分の仕事にするのです。

是非、ここでお話しした事を念頭に置いて、転職活動をしてみてはどうでしょうか?

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