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大人暮らしで見直した10のもの

暑い…働かざる者、淘汰されるべし的な天の声をよそに、MUJI CAFEにて100円コーヒー片手にタイトルの本を拝読しております。

大人な女性の方々が吟味の末、現在もこれからも寄り添って暮らすものを10品ずつ紹介する書籍です。いろいろ経て、いきついた品々は、持つ人にしっくりなじんでいます。

インテリア雑誌から出てきそうな逸品もありますが、ただステキとまとめるには、あまりにも軽すぎる…長年連れ添った相棒のような、でも重すぎないオーラをまとって、呼吸しているようです。

たとえ私がいただいたとしても使いこなせず、ものたちからしても居心地の悪い思いをすることでしょう。この人のコレ、私もほしい!とかではなく、自分の持ち物を見直そうという気持ちになりました。

持ち主の方々は、10に絞りつつも、家のなかにあるものについて一つひとつ、いつくしみをもって語れるはず。ひとつ屋根の下に、断捨離のやましたひでこさん曰く「名無しの権兵衛」はいない気がします。そして、他人にどの引き出しを開けられても、動じないのでしょう。

選ばれし逸品たちに囲まれる生活への過程はショートカットできないのだろうな、むしろそうするのはつまらないな、と思いました。時間をかけて、あれこれ取捨選択して残ったものは、こだわりというより自分らしさにあふれるものばかり。

私の好きなものってなんだろう?私らしいものってどれだろう?紹介しているのは、”もの”だけど、”こと”を教えてもらった感じです。

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