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ゆめパのじかん 見てきました
ゆめパのじかん とは
神奈川県川崎市にある子どもたちの居場所「川崎市子ども夢パーク」=通称「ゆめパ」。
遊んで、転んで、立ち止まって・・・誰もが安心して自分らしく過ごせる居場所で育まれる、子どもたちのかけがえのない”じかん”を情感豊かに描いた珠玉のドキュメンタリー。
「川崎市子ども夢パーク」とは
神奈川県川崎市高津区にある子どものための遊び場。2000年に制定された「川崎市子どもの権利に関する条例」をもとに市民参画で作られた。工場跡地を利用した約1万㎡の広大な敷地にはプレーパークエリア、音楽スタジオや作スペース、ゴロゴロ過ごせる部屋のほか、学校に行っていない子どものための「フリースペースえん」が開設されている。乳幼児から高校生くらいまで、幅広い年齢の子どもが利用している。
ゆめパを見ていて思い出したこと。
ゆめパには、誰もが、いつでも、無料で利用できるプレーパークエリアがあるところ。とっても良いな〜。
小さな子どもを連れて、お母さんもびしょびしょ!どろんこまみれになって遊ぶ様子に羨ましくなりました。
ごろごろしていても怒られない部屋ゴロリ(だったかな!?)や、学校へいっていない子どもたちが集まるフリースペースえんといういくつかのエリアが設けられていました。
フリースペースえんに通う子どもたちは、ゆめパで自分の「好き」を見つけ、好きに向かって夢中になっていました。
子どもたちが活き活きと自分らしさを大切に、遊んだり、悩んだりしている様子見て思いました。
わたしにも好きで夢中になること、あったよな。。。
でも、それが何だったのか、、、全く思い出すことができません。
思い出したことは、自分の好きや夢中になることを恥ずかしいと思う感情でした。
小、中学生の頃のわたしにとっては、友達から変なやつ。と思われることが最大の恥だった。
自分らしく、自分の好きに夢中になっている人のことをオタクと言う文化があり、わたしは「オタクと思われたくない」人でした。
今は、その分野に詳しく自他ともにリスペクトの意味を含んで使われているオタクという言葉ですが、当時は偏見?の言葉でした。
ギターに挑戦してみたり、
ポエムを作ってみたり、、、
色んなことに挑戦してみたい気持ちも
「中二病」という言葉にへし折られた。
↑
あたかも、わたしがわたしらしくいられなかったのは、周りの環境のせい。のような言い回しですが、違うんです。
わたしがわたしにしていたことです。
わたし自身が、オタクや中二病という言葉に過剰に反応して、
他者からどう見られるかを最優先に。
何かに夢中になっている人を心のどこかで蔑むことで自分を優位に見ていた。
ゆめパにくる子どもたちが、学校へ行きづらくしているタイプの子どもだったことを思い出しました。
中学生は中学校へ通うのが正しい。
不登校のクラスメイトがいれば率先して「学校へおいでよ」と先生と一緒になって一生懸命声をかけていました。
学校へ来たならば友達と過ごすことが大事。
不登校のクラスメイトが学校へ来れたら、その子が誰かと一緒に過ごせているか、チラチラ気にしながら過ごしていました。
とても正義感は強かったと思います。
わたしの思う正義感は、校則を守る。というよりは、どちらかと言うと、校則を破ってでも大事にしないといけない時がある。というようなややこしいものでした。
だから、先生からも友達の親からも、「真面目なのか不真面目なのか分からない」そんな風に言われたことを思い出します。
1+1=2
正解がひとつしかない数字の世界は、余計なことを考えなくて良いので好きでした。
自分というひとつの価値観しか知らずに、自分の価値観をクラスメイトに押し付けていたかもしれない。
いいことをしていたつもりだったけど、とんでもなく迷惑だったのかもしれないな。
今更だけど、気がつけてよかった。
また、あの頃、ゆめパのような場所があるのを知っていたらわたしはどんな時間を過ごしたのだろう。
大人から、
「どっちでもいいんだよ、生きていればいいんだよ、分からなくてもいいんだよ、そういうのも正解のひとつだよ」
ということを教えてもらっていたら、どんなに安心できただろう。
高校受験へ向けて一生懸命勉強して、
大学受験へ向けて一生懸命勉強して、
結果的に、大学で今の夫と出会い、
息子や娘に出会えて幸せだし、
その過程で出会ってきた友人たちにも出会えてよかった。
教師という仕事をしたことは必要不可欠な経験です。
自分自信の人生に後悔はないけれど、
子どもたちが安心して過ごせる場所
安心して自分の好きに夢中になれる場所
受験のためだけではない学びを遊びのように楽しめる場所
そんな場所をやっぱりつくってみたいな。