センスの塊「君の彼氏になりたい。」の振り付け考察【歌詞とのリンク編】
ひーくん(岩本照)が自ら振り付けしたという「君の彼氏になりたい。」
目まぐるしいフォーメーション移動。9人ならではの型。
遠近法を使って頭の位置を揃えたり、Vにしたりする魅せ方。
細かい音を拾った繊細な動き。
どれをとってもセンスの塊しかないですが、その中でもやはり注目すべき振りは、
歌詞とリンクした表現
ではないでしょうか。
歌詞に合わせすぎるとダサくなるはずなのに、なぜか映えて見える。
ここに真骨頂があると思うのです。
(あ、もちろん私はダンス素人です。)
振り付け講座で明言されてたのもあわせて、私が見つけただけでも以下の通り。
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0:27 「大好きだけど」:「大」を体全体の大の字で表現
0:35 「君のガラスの靴 ぬがせるのは俺?」:「君」前指差し、「靴」足動かし、「俺」自分指差し
0:40 「帰るな」:両手をグーにして交互に動かし歩く仕草(「帰る」を表現)
0:42 「12時すぎて」:両肘から手先までを揃えて「12時」、顔をちらっとのぞかせて「すぎて」
0:56「むりむりむり、やっぱむり」:右手で無理という手話
0:58「君の彼氏になりたいとか」:「君」前指差し、「彼氏」親指立て、「なりたいとか」手をウネウネさせて「無理」を表現
1:06「時間を過ごしたって」:手先から肘を左右クロスさせて「時間」を表現
1:10「12時に」:右手でチョキ
1:11「帰るんでしょ?」:左手首から肘を道にして、右手中指と人差し指を足のように交互に動かし「帰っていく様子」を表現
1:19「8時、9時、10時、11時」:1人を中心にして9人で周り「時計」を表現、指で8・9・10の数を示し、両人差し指でくるくる回して「11」を表現
1:26「(11時)半」:両手をあわせて下に向けて時計の30分を指す「長針」を表現
1:45「どんな靴をはいてる?」:右手と左手で靴を持って履かせるような仕草(だてさま)、他メンバーは靴を指差し差し出す仕草
1:54「髪を切ったり」:右手チョキで「はさみ」を表現
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その数、約20個ほど。
勘違いもあるだろうし、実はもっと散りばめられているのかもしれない。
これだけの数の振りを用いて、歌詞をストレートに表現している曲を、私は他であまり見たことがない。
歌詞とのリンク表現で良いところは「あるある」と共感できること。
自分のこれまでの体験ともリンクするので、スッと入ってきやすく、親しみを持てる。
真似できそうだな、とさえ思えてしまう。
絶対無理だけどね!
(KISSIN' MY LIPSの振りにも、メイクする動きがあって、「なんてオシャレ!これはひーくんに違いない!」と思ったけど、それはどうやら違ったみたい。)
今回「君の彼氏になりたい。」の振り付けをじっくり分析してみて分かったことは、数秒ごとに手先足先が細分化されて目まぐるしく展開していっていること。
これを覚えるのも大変だし、その通りに振りをするのもきっと大変。
それに加えて表現力を盛り込み、歌を歌い、かつ9人でシンクロする。
天才ですか。
そして、こんな貴重な動画をフルバージョンで無料で放出するSnow Man。
一生ついていきます!!!!!!!!!
この方のダンス解説動画も秀逸なのでオススメです。手の位置、視線誘導、すべて考えられていたのか・・・。