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nicomiyazaki
2023年7月4日 07:05
その時はゆめとは気が付かず、ただどこかに吐き出したくて、弱りきったおれの救いとなったのが書くことだった。 お母さんお父さんがいないことに慣れたくなくてずっと悲しみの中にいたかったおれは、書くことで悲しみ続け、書くことで思いを吐き出し整理しながら毎日をどうにか過ごしていた。部屋には沢山の空缶、敷いたままの布団、ヒノ(彼氏)に編んでみているマフラーには床に落ちた髪の毛まで一緒に編み込まれる始末。