初めての一人暮らし!1Rでも居心地のよいおしゃれインテリアのつくり方
一人暮らしを始めたばかりの社会人は、1Rや1Kなどのコンパクトな部屋に住むことが多いですよね。
狭い部屋でも、おしゃれで素敵な一人暮らしを満喫したいのではないでしょうか。
実は、限られたスペースでもセオリーに沿ったコーディネートを意識すれば、おしゃれ空間を実現できます。
そこで本記事では、数多くのインテリアコーディネートを手掛けるnicomadeが、狭い部屋でのインテリアの悩みを解決させる方法を伝授します!
一人暮らしのインテリアコーディネートの流れも詳しく解説しますので、おしゃれな暮らしを実現させるヒントが見つかりますよ。
1R・1Kを理想のインテリア空間にして、癒しのひとときを過ごしましょう。
1R・1Kでの一人暮らしのインテリアの悩みとは?
1R・1Kの広さは、おおよそ次の通りです。
1R=キッチンを含めた一部屋 6畳~8畳
1K=居室6~8畳+キッチン2畳
このほかに、玄関とトイレ・バス・洗面などの水回りスペースが用意されています。
社会人の場合は、居室が8畳以上の部屋を選ぶケースが多い傾向です。
生活に必要な多くの物を一部屋に納めるにあたって、どのような課題や悩みがあるのか考えてみましょう。
必要な家具の種類がわからない
そもそも、どのような家具が一人暮らしに必要なのでしょうか。
収納スペースの有無やライフスタイルによっても、必要な家具・家電の種類は変わりますが、一般的には以下の物が必要とされています。
シングルベッド
一人掛け~二人掛けソファ
リビングテーブル
テレビボード
ダイニングテーブル
ダイニングチェア
デスク
デスク用チェア
収納家具
カーテン
照明
ラグ
姿見
冷蔵庫
電子レンジ
基本の家具・家電だけでもたくさんあり、狭い部屋にすべて置けるのか心配になりますよね。
すべての家具を置くのではなく、自分の暮らしに合わせたアイテムを選定することが重要です。
1R・1Kの部屋が狭くて家具が置けない
一人暮らしに必要な家具・家電はたくさんあり、1R・1Kのコンパクトスペースにすべて置くことは難しいかもしれません。
そのため、用意する家具を厳選する必要があります。
ダイニングテーブルは置かずに、リビングテーブルで食事をしたい
ベッドをソファ代わりにして、デスクスペースをしっかり設けたい
テレビボードは不要だが、大きな本棚が欲しい
このように、ライフスタイルに合わせて必要な家具を絞り込まなければいけません。
一番大きな家具であるシングルベッド(幅1m・長さ2m程度)を基準にして、優先度の高いほかの家具を選ぶとよいでしょう。
ソファは思っている以上に大きいアイテムのため、ひじ掛けのないタイプや奥行きの浅い物がおすすめです。
大きなリビングテーブルが邪魔になるなら、直径40~45cmのサイドテーブルやスツールを代用する方法もあります。
このように狭い部屋では、家具の選定に工夫が必要です。
おしゃれなコーディネート方法がわからない
SNSや雑誌で「素敵だな」と感じるインテリアの部屋があっても、具体的にどうコーディネートすればよいのかわからないと悩む方も多いのではないでしょうか。
チェアやソファなど、一つひとつの家具やインテリアアイテムに好きなデザインがあるかもしれません。
しかし、それらを部屋に置いたときに、ほかの家具や照明・カーテン・ラグなどとバランスよくまとまるのか心配です。
アイテム一つひとつは好みがわかっても、部屋全体のイメージがつかない方もいるでしょう。
初めての一人暮らしでは、実家で使っていた家具を持ち込む可能性もあります。
新しく購入する家具との相性がよいかどうかも、不安要素の一つです。
収納スペースが足りない
1R・1Kは1~2畳程度のクローゼットが備えつけられているケースが多い傾向です。
衣類や書籍・趣味の道具など、物は増える一方で収納スペースが足りないと感じる方は多いのではないでしょうか。
実際に、日常的に使わない季節用品や食品ストック・防災用品なども保管すると1~2畳では狭いかもしれません。
その場合、部屋の中に収納家具を置く必要があります。
しかし、収納する物の大きさや量に合わせて選んだものの、収納家具が生活スペースを圧迫する要素になってしまっては生活しやすいとは言えません。
一人暮らしのインテリアコーディネートの基本の流れ
1Rや1Kなどの限られたスペースでは、狭さや収納不足などの悩みがあることがわかりました。
ここでは、狭い部屋の悩みを解決するポイントを踏まえた、インテリアコーディネートの流れを解説します。
ステップ1.好きなインテリアテイストを決める
まずは、どのようなインテリアが好みなのかを考えてみましょう。
SNSや雑誌で好きな雰囲気を絞り込み、理想に近い画像を集めるとイメージがしやすくなります。
インテリアスタイルやテイストはさまざまな言葉で表現されるため、具体的にインテリアスタイルが思い描けないかもしれません。
そこでまずは、人気の高いインテリアスタイルを3つご紹介します。
ナチュラルインテリア
白やアイボリーなどの明るい色味を基調として、自然素材を多く取り入れたスタイルです。
木製家具やウッドブラインド・バスケットなどに加えて観葉植物を置くと、さらに雰囲気が高まります。
インダストリアルインテリア
工業製品のような無機質なデザインを取り入れたインテリアスタイルです。
使い込まれた木製家具やダメージ加工されたファブリック、アイアンなどを使い、無骨でヴィンテージ感のある印象になります。
シンプルモダン
モノトーンを基調とした、シンプルですっきりしたスタイルです。
物を少なくすることで、より洗練された印象を出すことができます。
光沢感のある素材や直線的なデザインの家具と相性がよいでしょう。
ステップ2.部屋の広さを採寸する
部屋に合った家具のサイズを検討するためには、採寸が必要です。
実際に内見ができる場合は、次のポイントを意識して採寸・チェックしてみてください。
部屋の床面の広さ
天井までの高さ
梁や出っ張っている柱部分の形状
窓や扉の位置
扉の開閉方向と物を置ける場所の広さ
コンセントの位置
照明取付位置
カーテンレールの取り付け位置・床までの高さ
また、家具や家電の搬出入ができるかどうかも大切なため、通路幅や開口有効幅・高さもあらかじめ確認しておきましょう。
一人暮らし用の家具は比較的コンパクトなサイズですが、組み立てた状態では搬入ができないケースも考えられます。
室内扉の幅や高さが、広いマンションや戸建て住宅に比べて低い可能性もあるため、こまかくチェックしてみてください。
ステップ3.必要なメイン家具を検討する
一人暮らしで必要なメイン家具を検討します。
ほとんどの場合、ベッドが必要になるため、まずはシングルベッドを置く前提でほかに使う家具を選んでみましょう。
必要な家具の選定はライフスタイルによって変わるので、どのような暮らし方をしたいか具体的にイメージしてみてください。
例えば、友人を招いて団らんをするのであれば、二人掛けのソファと大きめのリビングテーブル、あるいはダイニングセットがあると便利です。
在宅ワークが多い場合は、デスクとチェアを用意します。
ベッドをソファ代わりにくつろぐのであれば、ゆったりとダイニングセットを配置できるかもしれません。
ラウンジチェアや一人掛けソファなどで、ゆっくり過ごしてもよいでしょう。
ステップ4.家具のレイアウトを考える
部屋の広さや間取りに合わせて、必要な家具のレイアウトを考えてみてください。
限られたスペースへの配置は、レイアウトにも限りがあります。
空いている場所に家具を詰め込むのではなく、「通路幅を十分に取る」「収納から物を取り出しやすいようにする」など、生活動線をしっかり意識しましょう。
背の高い家具は壁側に寄せるようにすると圧迫感を減らせます。
ステップ5.照明・カーテン・小物のプラスワンアイテムを選ぶ
メインになる家具の選定・レイアウトができたら、照明・カーテンなどのインテリアアイテムを選びます。
1R・1Kの照明は、部屋の中央部に引っかけシーリングが用意されているケースがほとんどです。
狭いからこそ、部屋のなかでも目を引くアイテムになる照明のデザインにこだわって、選んでみてください。
また、カーテンやラグも面積が広く、コーディネートの印象を左右します。
部屋全体のコンセプトやイメージに合わせた色柄・素材の物を選定しましょう。
アートや観葉植物も加えることで、より魅力的な部屋にできます。
おしゃれな一人暮らしのインテリアをつくる8つのポイント
ここでは、インテリアコーディネートをより魅力的にするためのより具体的なポイントをご紹介します。
「インテリアコーディネートの基本の流れ」をさらに深めて、一人暮らしの部屋をおしゃれで居心地のよい場所にしてみてくださいね。
ポイント1.ライフスタイルを具体的にイメージする
「基本のステップ3.必要なメイン家具を検討する」でもお伝えした通り、どのように生活したいかを具体的にイメージすることがとても重要です。
仕事がある日と休日、それぞれの理想の過ごし方をイメージしてみましょう。
帰宅後や休日には、読書や音楽鑑賞・ゲームなどの趣味を楽しめるような家具を選ぶようにしてみてください。
また、1R・1Kで在宅ワークを行う場合、生活と仕事が混在するためにオンオフの切り替えがしにくくなります。
照明の明るさや電球の色を調整して、気持ちを切り替えられるようにするといった工夫が必要です。
ポイント2.ゾーニングをしっかりしてからレイアウトを考える
ゾーニングとは、空間を目的や用途別に区分けすることをいいます。
一つの部屋に、生活のさまざまな用途が集約する1R・1Kでは、ゾーニングが行いにくいかもしれません。
ソファとリビングテーブルで、食事・リラックス・仕事・趣味などのすべての要素を兼用するケースもあるでしょう。
しかし、しっかりと目的・用途をエリアでわけることで、1日にメリハリをつけて過ごせます。
限られたスペースですが「デスクで仕事を行い、リビングで食事をとりくつろぐ」「ダイニングで仕事と食事を行い、ベッドをソファ代わりにしてくつろぐ」など、兼用させながらも用途をわけてみてください。
ポイント3.カラーコーディネートの基本ルールをおさえる
カラーコーディネートは、インテリアを大きく左右させます。
一般的には、以下の比率で部屋の色をコントロールするとよいと言われています。
ベースカラー(床・壁・天井) 70%
メインカラー (家具・カーテン・ラグ)25%
アクセントカラー (小物等)5%
また、色数が多いと煩雑でまとまりがない印象になりやすいため、一部屋のなかで使う色は3~4色までにしてみてください。
nicomadeが手掛けたモデルルーム事例をもとに、具体的なバランスを解説します。
ブラウンとグレーを組み合わせたシックなカラーコーディネート
ベースとなる、床・壁・天井は、ダークブラウンと白を基調にしています。
家具はライトグレーでまとめ、アクセントになるようにブラックを追加しているのがわかります。
使用している主な色は4色で、シックで落ち着きのある雰囲気です。
事例の詳細はこちら
ブルーをアクセントにしてリゾート感を出したカラーコーディネート
こちらは、部屋全体を白を基調にしており、アクセントにブルー系の色をプラスした事例です。
ベースカラーの一つである天井には明るい木目調が使われ、詰めたい印象になりやすいホワイトとブルーの空間をやわらかくしてくれています。
木製家具を一つ取り入れて全体の調和を図るとともに、ダイニングテーブルやチェアの脚部に黒を加えて空間を引き締めました。
事例の詳細はこちら
ポイント4.収納を計画する
一人暮らしの1R・1Kの部屋は、あらかじめ用意された収納スペースが少ない傾向です。
一人暮らしとはいえ、洋服やカバンなどの衣類のほか、食器・仕事道具などの日用品やストーブや扇風機などの季節用品等、さまざまな物が必要です。
クローゼット内に収納できない物を、すっきり片付けるための収納家具が必要かどうかも検討しなければいけません。
できれば空間を圧迫しないように、背の低い収納家具を用意するとよいでしょう。
あるいは、ベッドの下部が収納になっている物や収納量の多いテレビボードを使うなど、収納を兼ねた家具を選んでみてください。
そもそも「不要な物は所有しない」「長く使っていない物は処分する」など、物を少なくする工夫も大切です。
限られたスペースでも、パイプや棚をうまく利用してしっかり収納を作れるようになります。
nocomadeでは、使い勝手を考えた収納計画のご提案も可能です。
ポイント5.照明にこだわる
照明は、部屋の雰囲気を高めるために重要なアイテムです。
部屋全体を照らすシーリングライトだけでなく、テーブルライトやスタンドライトを併用して、明かりのリズムを作ってみてください。
電球の色や光量を、調整できる照明器具もあります。
夜は雰囲気のよいオレンジ色の光、朝は太陽の明るい光をイメージする白い光にするなど、タイマーをかけて光の色をアレンジしてみてもよいでしょう。
また、照明器具のデザインもインテリアを彩る大切なポイントです。
点灯させていないときも、部屋の印象を変えるアイテムになるため、インテリアテイストに合わせたデザインの照明を選びましょう。
ポイント6.カーテンやファブリックを選ぶ
カーテンやラグ・カーペットは面積が広く、思っている以上に存在感があります。
内装や家具とのバランスを考えて、色・柄・素材にこだわって選びましょう。
カーテンといえば、厚地とレース地の二枚掛けにするケースがほとんどです。
しかし、インテリアスタイルによっては、ブラインドやロールスクリーンなどのメカものがマッチするかもしれません。
カーテンレールは備え付けられていることが多い傾向ですが、ブラケットを併用することで取付可能な場合があるため検討してみてください。
ポイント7.小物やアート・植物をプラスする
アクセントになるような小物・アート・植物を用意すると、部屋の雰囲気がぐっと高まります。
アートは、フォーカルポイントを意識して飾ってみましょう。
フォーカルポイントとは、第一印象に影響を与える目線を誘導する場所のことです。
部屋の奥や出入口の正面など、ぱっと目に入る場所を指します。
植物は、種類や高さを考えて配置します。
鉢のデザインや色柄・素材にもこだわってみてください。
メンテナンスができないようならフェイクグリーンも検討してもよいでしょう。
nicomadeでも、アートや小物を含めたコーディネートを行っています。
アートをプラスすると、ぐっと雰囲気が高まりますよね。
ポイント8.目に見えない環境も意識する
家具やインテリアアイテムだけでなく、目に見えない環境にこだわることで、生活の質があがります。
騒音対策や消臭・空気清浄など、音・匂い・空気を心地よい状態に維持できるようにしましょう。
アロマオイルやお香を焚く、アロマディフーザーで部屋に心地よい香りを満たしてみてください。
おしゃれなディフーザーは、インテリアを彩る小物としても活躍してくれます。
おしゃれな一人暮らしインテリアコーディネートに悩んだらnicomadeにお任せください!
nicomadeでは、一人暮らしのインテリアコーディネートも行っています。
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