【ジェラート専門店開業日記 #21】仕入れ先の開拓
こんにちは。
このブログは未経験からジェラート専門店を開くまでの道のりを紹介しています。
日曜日に地元の農家さんを訪問してきましたが、食材の仕入れ先は複数確保しておく必要があります。特にジェラートに使う農作物は自然の影響をそのまま受けますし、何よりも地元の農家さんは小規模なところが多いので、作付スケジュールはかなり流動的(突然作らないことを決めたりする可能性もありそう)ということがわかってきました。
今日は長野県にある食品加工会社さんとオンライン商談をしました。きっかけは私が長年地元の生協に加入していて、購入しているフルーツソース。ふと思い立ってお問い合わせをしてみたところ、まずは話を聞いてくれることになりました。おそらくこれまで一般消費者として愛用してきたから実現できたのだと思います。
初めましてから始まり、フルーツの加工についての年間スケジュールなどを丁寧に教えていただきました。
長野県はフルーツ王国なので、リンゴ、桃、ブドウなどの加工については話を聞くだけでもテンションが上がります。
日本の素晴らしい食材や食文化を大量生産ではない、ジェラートの形にして届けたいので、食材は国産にできる限りこだわっていきたいと思っています。そして、収穫が無い、手に入らないのであれば、その時期に手に入るものをジェラートにする、そんな小回りは小さなお店だからこそできる、強みともいえます。
さて、加工の話に戻ると、果物それぞれの収穫時期に合わせて加工していくそうなのですが、国産果実は地球温暖化の影響からか収穫量がかなり厳しい状態だそう。需要に対して供給が追い付かず、果物の種類や時期によっては供給を制限しているそう。
普段当たり前のように野菜や果物、加工品がスーパーに並んでいますが、実はその裏でそんな状態になっていたとは。
また、大手メーカーが主なお取引先とのことで、個人の小さなお店では扱えないくらいの量を一度に発注する必要がありそうでした。
さらに発注量だけではなく、やはり新規の口座開設は受け付けておらず、購入するとしても代理店を経由しての販売になるとのことでした。
ド新規かつ何のツテもコネもないので、普通だったら警戒しますよね、そりゃ。
私が持ち合わせているものは情熱しかないので、お取引できるようになるにはまだ時間がかかりそうでした。でも、熱い想いをお伝えしたところ、先方のご厚意でサンプルを送っていただけることになりました。
お店がオープンしてからしっかりと実績を作って、その実績を元にまた再チャレンジしたいと思います。
色々と勉強になりました。ありがとうございました!