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【ジェラート専門店開業日記 #50】”私”がお店を始める意味とは?
初めましての方もいつもご覧いただいている皆様もこんにちは。
このブログは未経験からジェラート専門店を開くまでの道のりを紹介しています。
気が付けば50回目の投稿となりました。大したことを書いているわけではないのですが、私の平凡な人生が大きく変わっている最中なので、書き残しておきたいとの思いと誰かの参考になったらいいなとの思いでこのnoteを続けています。
一般企業の会社員が、約半年前に突然「ジェラート屋になる」と決めてから来月末には開業予定という状況は、そうそうないのではと思っています。
そしてやればできる!のです(まだオープンしてないけど)。
周りの最初の反応(去年の夏~秋):
「へぇ、そうなんだ。色々決まったらまた教えてね」(→本当にやると思っていない)
冬(年末)~年明けの反応:
「えっ?ほんとにやるの?もうそんなに進んでいるんだ…すごいね」(→この人、大丈夫?と心配しているトーン)
2月現在の反応:
「えっ??来月オープン?!」(ちょっとこわいもの見たさで楽しみ)
今、アドレナリン全開でここまで走り続けてきたので、自分としては大変というよりも楽しいという感覚なのですが、周りはヒヤヒヤでしょうね。
私の場合、直感型で初手は行動しますがそこに合わせこんでいくのが得意なタイプだと自己分析しています。
「飲食で未経験は不利」とよく言われますが、確かにそれも一理あるとは思います。ですが、どんなに優秀な料理人もそのお店や味を知っていただかないと始まらないわけで、私はPRやマーケティングが同じくらい重要だと考えています。そしてこちらが私の目下の本業です。
それは単に広告をバンバン打つということではなく、「なぜ」を伝えて共感し、来店(=お店作りに参加)いただくことだと考えています。
なぜジェラート屋を始めるの?
なぜ私がやるの?
なぜこの土地なの?
なぜこの味なの?
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「なぜ」にはすべて明確な理由があり、それが私の原動力になっています。(理由は長くなるのでまた別の機会にします。)
それをお伝えしないと単なる表層部分での比較に陥ってしまいます。一番避けるべきは単なる価格競争です。コンビニやファーストフード、大手アイスチェーンと価格で比較されたら勝ちようがありません。
そもそも同じ土俵には居ない(比較対象ではない※)ということに気づいていただけるよう、メッセージングしていく必要があります。
※正確には比較はされてしまいますが、それでも納得いただけることが重要です。
地元の旬の果物や野菜を直接仕入れて、自分たちで剥いて加工して丁寧にジェラートにしていく――その手間にはコストがかかります。ですが、手間暇かけて作ったフレッシュジェラートは格別です。地元の生産者を応援する意味でも自分の目で見て確かなものをお届けしたいことからもできる限り手作りにはこだわりたいですし、そこが大手にはできない小回りだと思っています。
おっと、気づいたら熱く語ってしまいました。
本当は単にまた「ジェラートの試作をしました」のご紹介のつもりだったのですが、(勝手に記念すべき)50回目だったので、前置きが長くなりました。
昨晩はベースとなるミルク味の完成を目指して試行錯誤しました。
前回よりも甘さを控えめにしてみたところ、すっきりとした甘さに仕上がりました。ナッツやフルーツなどと合わせても邪魔しない感じにはなったかなと思います。この配合で次回ナッツなどと合わせてみようと思います。
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最後のこの試作の話、余計な感じもしますが、私の備忘録ということで。
それでは!
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