もう泣こうかな

涙腺が弱くなるって言うけど、
年とると。
そうじゃないで、泣きたくなる時もあるわよ、年寄りでも。
年のせいじゃにゃあ!!

で、もう一回チャンスをください。

「夕暮れを足早に
歩いてく
君の後ろ距離を
とって歩く

なぐさめるなって背中が
黙って言うから
僕も声には出さないで
話しかけてる

君は君だよ
だから誰かの望むように生きなくていいよ
君は君だよ
心が決めた明日ならば
それが本当だから

こなごなになるくらい
傷ついて
ダメになる手前で
もちこたえる

ほんとまだたいして長く
生きてないのにね
これで結構いろいろと
あるもんだよね

君は君だよ
だから誰かの望むように生きなくていいよ
君は君だよ
だから自分がやりたいことまっすぐ見つめてなよ

ひとりひとりが
泣いて笑って
同じ時を歩いているよ
突き放したり
意地を張っても
分かり合える
そう信じてる

君は君だよ
だから僕にはかけがえない
一人なんだよ
君は君だよ
他の誰にも
代わりなんかできやしないんだから

らんらんらららららん
らんらんらららららん
らんらんらららららん
らんらんらららららん」

※参考文献
SMAP「君は君だよ」

この最後もところもね、
16歳か17歳のわたしには、グッときたよ。
そういう年ごろってのもあるけど、
わたしは、病気したから。
しかも、顔に症状が出る病気だったから。
一番楽しい時期なのに、わたしはちっとも楽しくなかったし、
とにかく、必死に学校行ってたよ。
学校へ行くときに、小さな川あって、
犬の散歩は大きな川のところへいつも行ってて。
川見てたよ。いつも。

特にその時期、彼氏ももちろんいないしさ。
励ましてくれる友達は・・・いたけど、
やっぱり自分よりずっと楽しそうで幸せそうな友達に励まされても
逆にズーンとなっちゃうし。
好きな人なんか作れなかったよ。
自分の顔にコンプレックスあるしさ。人の顔見れないし。見られるのも嫌だし。自分で自分の存在、消したかったし。
写真にも映りたくないし。とにかくは、自分を全否定だったよね。

だけど、SMAPは好きだからさ。
SMAPは好きだよぉ。
いまは、もうみなさんおじさんになられてね。
だけど、若い頃の姿見てたら、ほんと、ドキドキしたし。
久々に、ときめいて、心臓がキュンとしたよ。
本当だよ。
いまは、おじさんになってしまったからドキドキしないとか
そういうことじゃないけどさ。
わたしは、16歳の頃、SMAPが大好きなんだよ。
というのを思い出して、泣きそう。

いまも、大してすごい人にはなってないけど、
頑張ってるからさ、わたし。
ダメでも生きてるし。
ダメダメでも生きてるし。
褒めてほしい。SMAPに。6人に。
けど、やっぱりあれだね。
親の望むように生きてないし、自分がやりたいことやっているってところで
この歌のわたしへの影響って、ものすごいってことだよ。

SMAPは、きっと、わたしにとって、一生、かけがえのない人たちだよ。
たぶん、おばあちゃんになって、記憶がなくなっていく病気になったとしても、この歌は絶対覚えているだろうなって、さっき、2番の歌詞を思い出した時に確信したよ。
思い出す時って、ほんと、ひらめきみたいに、パッと思い出すのね。
脳の中の記憶の宝箱の蓋が、急にパカって開くんだろうね。きっと。

この歌を一生懸命思い出そうとしてると、なぜか
「元気な君が好き
赤いりぼんをきりりと
ああ
奇跡を起こしそな
不思議な力だね」
と歌っちゃって、あれ? この歌じゃないよ、とかやってたら、
「君は君だよ」の2番、急に思い出したからね。
人の記憶って面白いな。

あの頃に戻りたいとは思わない。
結構大変だったから。
それに、いま、なんだかんだお金はないけど楽しいし。
だけど、あの頃の、SMAPを見ていた気持ちを、もう一度感じたい。
さっき、若かりし頃のSMAP見てて感じたんだけどね。

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