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000.はじめに
「はんぶんほんとう、はんぶんでたらめ」の日記をはじめてみます。
今年の7月、お母さんがガンの闘病の末に亡くなりました。
昨年末に見つかった膵臓ガンはすでに完治が難しい状態で、それがわかってすぐに東京の家を引き払って実家に戻り、お母さんの治療に付き添ってきました。「お母さんが死ぬ」ということと向き合わざるを得なかった7ヶ月間は、人生でいちばん苦しくてつらい時間だったけれど、そんな日々の中でも「一緒にごはんをたべた」とか「一緒にスーパーに行った」とか、ほんとうになんでもないような生活のできごとひとつひとつに救われたような気持ちになることがたくさんありました。
すこし前に父もガンで亡くなって、両親の「病気」や「死」と向き合ってきたここまでの3年間。いいかわるいか自然と、わたしもいつかくる「自分の死」について考える時間が増えていきました。
そんなときに、「まあまあ、たのしい日々だったじゃん」って思っておわりたい、そう思えるものを残しておきたいと、いつかの自分の救いになればいいなと思いながら、生活のできごとひとつひとつをひろいあげるためにこの日記を書いてみようと思います。
ぜんぶほんとうのことばっかりになっちゃうと逃げ道がなくなっちゃう気がしたので「はんぶんでたらめ」のきもちで、どうぞよろしくおねがいします。
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