強迫性障害 断薬と栄養学
強迫性障害の治療を経て、もともと自分が症状の現れやすい体質であることを私は理解するようになりました。ストレスを感じる環境でもなるべく症状が現れにくい”耐性の高い身体”にできればと、ライナス・ポーリング博士やエイブラム・ホッファー博士、三石巌博士が提唱する分子整合栄養学(分子栄養学)の考え方を取り入れるようになりました。
発症中の体調(服薬前)
ストレス耐性という観点において、発症当時の私の栄養状態は悪かったのだと思っています。呼吸は息を吸っても酸素が全然身体に入っていかないような苦しい感覚がありましたし、足の甲の部分が詰まったように重く、肩こりもひどかったです。そして、日々繰り返す強迫行為からくる緊張状態やストレスで、猛烈に体の酸化が進んでいたとも思っています。また、睡眠が浅く、毎日夢をたくさん見ていました。こういう状況で見る夢はなぜあんなに自分の状況や心情を克明に映し出すのか・・涙。
常に不安感があって心が落ち着かず、日々の状況の変化に伴う業務上の選択がなかなかできなかったり、決断するのに大きな負荷がかかっていました(でも当時の私はこの状態が普通だと思ってましたね・・)。
減薬・断薬から現在に至るまで
情報収集する中で、私はサプリメントで以下の栄養素を補うようになりました。
※ 私は栄養療法について理解のある病院に通院していたので、病院側にも取り入れていることは伝えていました。
・タンパク質
・鉄
・ビタミンB
・ビタミンC
・ビタミンE
個々の説明は書籍の方が詳しくかつ正確だと思うので省略しますが、これらの栄養素を摂るにあたって重要なのは量です。私の場合は開始して1ヶ月も経たないうちに不安感が軽減されたように思います(体感は人それぞれだと思います)。現在悩んでいる人、症状が出始めたばかりの人にも効果があるかもしれないです。強迫性障害の症状に悩む人が、毎日心穏やかに暮らせますように。
▪️参考
専門家でなくても自分で考えて取り組めるよう、複数の書籍が出されています。
詳しい人は大勢いらっしゃいますが、強迫性障害の人に向けて何かおすすめするとしたら、分かりやすく実践的なこちらの一冊です。
藤川徳美先生 著 「うつ消しごはん」
そのほか、分子栄養学の概念について理解を深めるなら
三石巌先生著書「健康自主管理システム」シリーズ、
小西伸也先生著書「超簡単メガビタミン入門」などもいいかもしれません。(ちょっとこちらはユーモアというかクセがありますけど笑、分かりやすかったです)
※上記栄養素の量について
「"適量"は一人一人の体質に依存する」という考え方(確率的親和力・カスケード理論)に基づいて調整しているため、記載を控えています