ROビザで滞在延長を決意
今後の行方がわからなくなった私は、バンクーバーに滞在できなくなるかも、という思いで結構メンタルやられていました。
前回の記事はこちら
日本に帰りたい
ビザ問題と同時に、職場環境に結構ストレスが溜まっていました。経理の仕事は楽しいし好きだけど、職場に向かう足も気分も重たく、この職場には長くいられないと思っていました。仕事が不安定になると、プライベートも充実しなくて落ち込みました。
冬の雨の時期で、余計にネガティブになってしまい、ビザが切れるタイミングで日本に帰ろうかなと考えました。ビザの期限は7月で、バンクーバーの滞在がちょうど2年半くらいになる頃。「それだけいたら、よく頑張ったと思える。」「もう日本に帰ってまた元の生活に戻るのも悪くない。」「バンクーバーの友達はどんどん帰国してしまうし、家族と友達も恋しい。」
そう思い始めたら、日本に帰りたい気持ちがどんどん強くなりました。
よく、冬は雨の時期で鬱になるとか気分が落ち込みやすくなるってバンクーバーではよく言われていますが、まさにそんな感じでした。
そんなタイミングでの良い出会い
日本に帰ろうって90%くらい決めていたタイミングで、なんと数年ぶりの彼ができてしまいました。タイミング!!って思いましたが、お付き合いがスタートし、彼はバンクーバーにまだまだ滞在したい、永住権を取得したい、と思っている人だったので、私もバンクーバーに残る選択をすることに。
正直、誰かの為にバンクーバーに残るって考え方をしたくなくて、迷いました。自分の為でないと、もしその”誰か”が居なくなった時に何もなくなってしまうと思っていたからです。
でも、彼とも離れがたく…もう少し海外で働く経験をしてからでもいいか、と思い、バンクーバーに残ることにしました。意思が弱い・・(笑)
ROビザ
そこから、今持っているワーホリビザが切れた後にどうやってバンクーバーに滞在するかを模索していくことになりました。
ここでもコンサル会社に色々と相談をしたり、自分で調べていくなかで
『セカンドワーホリ』というものを知りました。今はROビザと呼んでいる方が多いかと思います。
2回目のワーホリも取れるんだ!と知って、少し安堵しました。ですが「お金がものすごくかかる」という問題にぶつかりました。なぜならエージェントを通して申請をしたからです。1年半前の当時は、まだROワーホリがあまり主流ではなかったのか、そこまで知れ渡っていなかったのかわからないのですが、今では「自分で申し込む」ということができるようなのですが、当時は「自分ではできない」というような印象でした。自分で申し込みをした経験のある人のブログや記録を探すこともできませんでした。
エージェントを通して申し込みをして、費用はトータルで約CAD6,000でした。今の日本円にしたら約68万円です。少しずつ貯金をしていましたが、こんな大金を払うなんてとても難しかったし、たった1年の為に。。とすごく迷いました。でも迷っているなら、きっと日本に帰ったらいつか後悔するだろうと思い、母の後押しと協力もあり、ROワーホリを申請しました。
ROワーホリとは、通常のワーホリに参加したことがある人や30歳以上の人でも申し込めるワーキングホリデービザのことを指します。
通常のワーホリと基本的には同じですが、大きく違う点は政府の指定機関を通して申し込まないといけないというところ。また、年齢が35歳以下となっているのも特徴の1つだと思います。
また他にも「ヤングプロフェッショナル」という制度もあります。こちらは仕事と雇用主が限定されるものです。そのほかにも職種に対しての学歴などの証明が必要になったりするため、条件が厳しくなっています。ハードルが高めで職場が限定されてしまいますが2年のビザが降りるのは魅力的です。
おおまかな申請の流れ
私が利用したエージェントは、主に仲介業務をメインにしているところだったので、手順やその都度必要なこと、書類作成のサポートと、政府指定機関とのやり取りをしてもらいましたが、基本的な申請や書類作成は自分で行いました。丁寧に教えてもらえたので、スムーズに書類作成と申請が進みました。なので「流れ」といっても、エージェントの手順に沿って物事を進めた感じです。
費用は先にデポジットを払って枠を確保して、その後残金を支払う形でした。すべて代理申請をしてくれるエージェントもあるようなのですが、少しだけ費用が高めだったので、少しでも安く済ませたかった私はこのエージェントを利用しました。
また、申請中にカナダ国内を出てしまうのは良くないということは承知していたのですが、ちょうどビザが降りるか降りないかくらいの4月に日本へ一時帰国の予定がありました。その時にも、エージェントに相談をして最善の方法を考えて対応してくださり、一時帰国もビザにも何の問題もありませんでした。申請費用は高かったけど、安心してビザ取得できたので満足でした。
ビザ切り替え・フラッグポール
ワーホリビザが切れる7月のタイミングでビザ切り替えの為にフラッグポールをしにカナダとアメリカの国境へと行きました。
学生ビザからワーホリビザに切り替える時にもフラッグポールを経験していたので、今回は2回目でした。2回目と言えども、物凄く緊張して何度もフラッグポールについて書いてあるウェブサイトを読み返しました。
私が向かったのは、ポイント・ロバーツでした。彼が数か月前に同じようにフラッグポールをした時に、ラッキーなことに2年のワーホリビザが降りたので、私も2年降りないかなぁと淡い期待を抱いたのですが、降りたビザは1年でした(笑)でも、無事にまた1年カナダに滞在ができるようになってよかったです。
もう1年ほど前のことですが、当時は予約もせずに行って対応をしてもらえました。ですが、今は予約制で営業時間も限られてしまっているようです。バンクーバーからは時間をかけて行くような少し遠い場所なので、事前に知らべて行ってみてください。
その後
無事ROビザを取得した私は、環境を変えるべく転職活動を開始しました。
またそのことについても書いていきたいと思います。
それでは☺
Ikumi