
【登壇記録】Geek Creators 2024:ワークショップ「Adobe Expressを使ってトランプを作ろう!」
はじめに
ワークショップ開催の背景や目的
このワークショップは、Adobeをテーマにしたユーザのお祭りGeek Creatorsにおいてものづくりを楽しむと言う目的で行われました。Geek Creators とはAdobe Community Expertが主体となって、これからのクリエイティブ業界を支えるクリエイターと、クリエイターを目指すすべての人へ向けたイベントです。東洋美術学園を会場とし、今回は総勢500名の参加者を記録しました。
多くのセッションがあるイベントでしたが、そのうちの一角をお借りし、「Adobe Expressを使ってトランプを作ろう!」というテーマで10名のワークショップを開催しました。時間は90分とし、その中でトランプのデータをAdobe Expressで作り、印刷し、切って完成させるという流れで「自分だけのオリジナルカード」をグッズとしてお持ち帰りいただくのを最終的なおみやげとしています。

Adobe Expressを選んだ理由
Adobe Expressを選んだ理由としては、90分のワークショップにおいてどなたでも気軽に完成形を目指すことができるツールと考えたからです。
『90分でトランプのデータを作り、印刷して切る』というモリモリな組み立てなのですが、Adobe Expressであれば達成できる…!という見立てがありました。
ワークショップの概要
実施メンバー
Adobe Community Expertとして今回登壇の機会をいただきましたが、Expressについてはまだ手探りな部分も多く、頼れるサポートメンバーにご協力いただきました!


「ボドゲ by アドビアプリ」というコミュニティでご一緒しているバンソウの東郷さんには印刷をご担当いただき、同じくコミュニティメンバーのつの。さんにはAdobeExpressアンバサダーとして技術面でサポートをいただきました。お二人にご協力をいただき、手厚いワークショップになったのではないかと思います。
Adobe Expressでのトランプ作成手順
Adobe Expressでトランプを作成する手順について説明します。最初に重要なのは、作りたいトランプのテーマをしっかりと決めることです。その後、Adobe Expressで適切なテンプレートを選択し、デザインの作成に入ります。デザインを作る際には生成AIを活用できますが、ただ闇雲に画像を生成しても望む結果は得られにくいので注意が必要です。事前に決めたテーマに沿って計画的にAIを使用することで、わたしたちクリエイターが考えているものを形にするという方法がとれます。
「絵札」と「数札」
トランプの種類は「絵札」つまりJ,Q,Kから1種類、「数札」であるエースのカードから1種類選んでいただき、制作しました。

「絵札」では生成AIであるFireflyで好きな画像を生成しています。「数札」においては「テキストを切り抜き」を使い、顔出し看板のように絵を切り抜く方法で作成しています。
デザインのコツやテクニック
冒頭でも書きましたが、先に「テーマ」を設定することが重要です。例えば「猫」をテーマに猫のトランプを作る、「花」をテーマに着飾ったクイーンを作るなどです。

テーマが定まっていれば、「基準」が決まるため、よりオリジナルの表現にたどり着くまでの時間が短くなります。また、制作時の満足度も上がります。
当日の様子
当日の様子は、AdobeBlogにも掲載されました!



ワークショップを通じての気づき
このワークショップは、ボドゲbyアドビアプリというコミュニティーで過去に開催した内容を、今回ブラッシュアップして再度実施する機会をいただきました。前回は、カード作成後の印刷工程まで全員へのフォローアップが十分できませんでしたが、今回はキーホルダーにカードを入れてお土産にするという明確なゴールを設定したことで、参加者全員に印刷時のワクワク感を体験していただくことができました。2回目の開催によって新たな改善点が見え、それを実際に改善できたことで、参加者にデータが実際の紙になる楽しさをリアルタイムで体験していただけたことが、大きな気づきとなりました。
また、参加していただいた方がおうちで同じ手順でトランプを作成した様子を共有いただき、大変うれしい機会となりました!
ワークショップと同じツルツル上質紙をゲットしたので(角は私が丸くカット😗
— 丹下かのこ/広告漫画家/撮影📸動画編集⭐️広告漫画のお仕事募集中です⭐️ (@kanoko_tange) November 26, 2024
息子くん、トランプのキングを作りました。プロンプト打ちは母ですが言葉選びは自分で👍
息子「すごい!実験みたい!
と、感想が私と同じ😂
綺麗なカード作るの楽しい#AdebeExpress https://t.co/pPA7M2gowq pic.twitter.com/k5MxdZ5gom
おわりに
今後の展望や次回開催の予定
Geek Creators 2024については、全体的に大変好評をいただいたイベントであり、今後また開催されることがあるかもしれません。ぜひ公式サイトや情報を拾っていただけますと幸いです。
まるみ個人としては、12月27日(金)に開催されます「朝までイラレ4」に登壇いたします。
また、Geek Creators 2024と同様に「アドビを使うクリエイター」に向けたイベントとして、Adobe MAX JAPAN 2025にもスピーカーとして参加する予定です。

みなさま、また機会があればひきつづきよろしくお願いいたします!