百合根は年を重ねてうつくしいあじ
年末年始を過ぎると安くなるもののひとつに百合根があります。年末に500円ぐらいだったのが、100円でした。見切り品だけど。クリスマスメニューで百合根のポタージュにしたけど、今回は百合根のほくほく感が楽しめるお料理にしました。
茶わん蒸し
百合根がごろごろ入っている贅沢な茶わん蒸し。具材はあるもので冷蔵庫のお掃除にいいかも。残りもので具沢山の茶わん蒸しができます。お店で食べるのは上品で具が少ないけど、うちで作るとボリュームがあって卵焼きをするなら、茶わん蒸しの方がおかずになっていいです。
どかたとしみつさんは、おもち入りの茶碗蒸しで、卵:出汁つゆが1:3の割合がいいと書いてらっしゃいました。今度からそうしよう。
百合根の天ぷら
春菊も少し加えました。ほくほく感が全開。塩で。
百合根と鶏肉のガーリックソテー
鶏肉と百合根をオリーブオイル、にんにくで炒めました。春菊も少し加えました。百合根だけでも美味しいけど、鶏肉を加えるとボリュームが出ます。
百合根のポタージュはこちらで。
百合根は、花びらのようにいくつも重なっているので「年を重ねる」
という意味で縁起をかつぎ、「和合」に通じ吉祥の象徴とされているようです。
古来ではゆりには霊的な力があると信じられ、その力で天上の扉を開いてくれると信じられていたため、 「新たな一年を無病息災で暮らせるように」との願いや、子孫繁栄を天に祈る意味も込められています。
百合根は血圧を下げる効果のあるカリウムや、マグネシウム、リン、鉄のミネラルも含まれ漢方では不眠、イライラに効果があるそうです。
今しか食べられない、旬のものは贅沢で美味しい。
うつくしいあじと書いて美味しい。
年を重ねて、美味しくありたい。