【カメラ初心者女子奮闘記】白ホリ(白背景)で、白い衣装を同化させずに撮影する方法
こんにちは
ずまです。
先日、柏駅徒歩7分の場所にあるニコスタ(自社スタジオ)にて講師の遠藤先生をお呼びし、お勉強会を開いたので、そこでのお話を紹介させていただこうと思います。
テーマは、「白ホリ(白背景)で、白い衣装を同化させずに撮影する方法」です。
先生:「こんにちは、皆さん。今回は白ホリや白壁の背景で、白い衣装のモデルさんを撮影する際に起こる『背景と同化する』というお悩みについて、解決方法をご紹介します。」
テーマ1:照明をうまく活用する
先生:「まず、解決方法の一つは、照明をうまく活用することです。撮影用の照明を使うことで、モデルと背景の明るさにメリハリを持たせることができます。
白背景に同化してしまう原因は、カメラだけで白い背景を撮影しようとするあまり、モデルさんも明るくなってしまうことが原因です。
ですので、撮影用の照明を活用することで、背景とモデルの明るさの差を生み出すことがポイントです。」
研修生一同:「なるほど、モデルさんと後ろの背景に明るさのメリハリをつければいいのか、メモメモ…」
テーマ2:天井バウンスを活用する
先生:「そして、照明をうまく使うためのテクニックとして、天井バウンスを試してみてください。
これは、光を天井に向けて反射させる方法です。
天井バウンスを行うことで、光を広範囲に広げながら、距離によってメリハリを生むことができます。
照明に近いモデルさんにはしっかりと光が届き、背景には、モデルさんに当たる光に比べると弱い光が届きます。
この光の量の差をカメラは敏感に感じ取ります。その結果、背景に白が同化することなく撮影することができます。初心者の方には是非、この天井バウンスを試してみてください!」
スタジオのスタッフのアドバイスに従って、実際に、研修生一同は天井バウンスの設定を行い、光の効果を確認します。
研修生一同:「ん?被写体に光が当たっていない?」
先生:「被写体に光を届ける場合はカメラと被写体の距離の中間あたりを基本として設定を行うとスムーズですよ」
研修生一同:「なるほど!」
テーマ3:カポックを使用する
先生:「次にご紹介する解決方法は、カポックを使用することです。カポックを使うことで、モデルの境界線を浮かび上がらせることができます。黒い面を被写体に向けて立てることで、背景とモデルの衣装の境界線をはっきりとさせることができます。人物用の大きなカポックがあれば、簡単に取り入れることができます。例えば、複数の衣装を着用するアパレル撮影などで、白い衣装を着用する場合、照明を変えずにカポックを使用することで、他の写真との統一感を保つことができます。」
研修生:「この前、4時間で30衣装を撮り終えなくちゃいけなくて、白い衣装がうまく撮れなくて、最後の方ハラハラしちゃったんだよ〜、でも必殺技カポックを知ったから安心だね!」
まとめ
白ホリや白壁での撮影において、白衣装の撮影をお楽しみください!
照明や小道具を上手に活用することで、背景への同化を防いだ写真を撮影することができます。
今回ご紹介したライティング方法は、初心者向けの簡単な方法でしたが、他にもさまざまな撮影方法がありますので、今後の記事でご紹介していきます。しかし、撮影方法は実際に挑戦してみてこそわかるものです。白ホリや白壁での撮影の奥深さをぜひ体験してみてください!
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