ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル4月号感想④】 FPが支える退職前のリタイアメントプラン④
nicoと申します。
よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。
日本FP協会より届くFPジャーナル4月号についての感想続きです。
今号の特集は「公的年金、DC、退職金、働き方……広がる選択肢 FPが支える退職前のリタイアメントプラン」です。
第2部の「リタイア後の希望をかなえるには?ケース別にFPが提案」と、第3部の「相談実務での実践力を身につける よくある質問と回答例」について感想を書いていきます。
ケース5 定年後は趣味や旅行を楽しみたいが支出も多いので妻も働いた方がよい?
64歳で来年定年を迎える夫と同い年で60歳で定年退職済みの妻のご夫婦です。
このケースも「働いた方がよい?」という相談です。
不安を感じるからこそそう考えるのだと思います。だとしたら迷う暇はないと思うのですが、やはり働きたくないのでしょうか。
リタイア後と一概に言っても、趣味や旅行を楽しめるのは早いうちだと私も考えています。
私の母の場合、55歳で癌の手術をした後、海外旅行に行きだしました。
再度他部位の原発がんの手術をした後、60歳を待たずに退職したのですが、旅行のペースは変わらなかったです。
80歳を超えてから、海外にはあまり興味がないようなことを言いだし、国内旅行もあちこち見て回るよりはかなりゆとりをもつスケジュールで過ごすようになりました。
旅行を楽しむのにも体力や気力がいるのだと思います。
我慢し過ぎずに日々を楽しむプランニングを提案したいものです。
第3部 相談実務での実践力を身につけるよくある質問と回答例
取り上げられているのは8例です。
そのうち、今年4月1日施行の「繰下げ申し出みなし制度」についてはあまり知られていないのではないかと感じました。
70歳以降に年金の一括請求をする場合、特例で請求日から5年前に繰下げ受給の申し出があったものとして、増額した5年分の年金を受け取ることができるようになりました。
この特例は、1952年4月2日以降に生まれた人(または2017年4月1日以降に受給権が発生した人)で2023年4月1日以降に年金の請求を行う人が対象です。
その後受け取る年金も5年前に繰下げ請求したとして増額した額となります。
70歳まで仕事を続けられるように制度が整っていきますので、年金受け取りは70歳以降とする方も少なくないのではないかと思います。
制度を活用して、充実した生活を送りたいですね。
お読みいただきありがとうございました。
ではでは。