行動が変わったことを何で測るか【研修の効果測定】
nicoと申します。
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研修の効果測定にいつも頭を悩ませています。
1.新旧カリキュラムの比較が難しい
新しい研修カリキュラムを始める際に、パイロット実施ができれば比較ができるのですが、それが難しいのです。
他の時期と比べようにも、ここ2年間は特殊な状況なので比較が困難です。
2.行動のデータが取れない
行動のデータが取れない理由は2つあります。
①受講生の所属と異なるラインである
ラインが違うために強制力がないことと、それをあえてやろうとすると本来受講生の所属するラインがやるべきことまで私たちに負わされてしまいかねないことです。
②行動データが任意入力になっていて正確ではない
システムを変更するのに大きな費用が必要だということはわかります。
でも、この時代に手をつけようとしないのは、本気で業績を上げようという気がないように感じてしまいます。
研修の成果を測定するために実績の先行指標である行動変容を見ようとしても「そのデータは正確じゃないよ」と言われてしまうのです。
まったく正気の沙汰ではありません。
3.実績数字は変動要素が多すぎる
研修のおかげで実績が上がった!と言いたいです、それは。
すごく綺麗なストーリーですものね。経営層向けにはそんなレポートを作成しちゃうかもしれません。
でも、決算期だからとかキャンペーン期だからとか、研修以外の要素がさまざま重なり合っているのが現実で、実際にこれをやったから効果が上がった!とは言えないのです。
カークパトリックの4段階指標のレベル4:ROIも、設計のために検討すべき指標であって結果として測定することはまず不可能だと、インストラクショナルデザインの複数の先生方から聞いています。
4.実際にはトレーナーも変わりたくないのかも…
私は新しいことにチャレンジするのが好きで、同じことを続けていると飽きてしまう性質です。
なので、いろいろ試してみたくてたくさん提案をしてしまうのですが、もしかしたら多くのトレーナーは変わることがストレスなのかもしれない、と(遅ればせながら)感じています。
でも、以前と同じ研修形式にはもう戻れないし、研修講師自体がごく限られた人しか必要なくなるのは間違いないと思うのです。
私たちの世代はギリギリ変わらずに生き延びられるかもしれないけれど、10歳下であれば変わらざるを得なくなると思います。
だから今のうちに変われる仕組みを模索したい、と思うのですが、余計なお世話なのですかね?
今後、これまでより少し実際に会って話すことがしやすくなりそうなので、トレーナーとも少しずつそんな話もしていきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
ではでは。
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