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ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル11月号感想④】 家計からの”SOS”を見逃すな!
nicoと申します。
よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。
日本FP協会より届くFPジャーナル11月号についての感想続きです。
今号の特集は「家計からの”SOS”を見逃すな! 生活苦になる前にFPができるサポート」です。
Part2の「6つのSOSで確認 生活苦になる前の家計改善アドバイス」のうちケース5・ケース6について感想を書いていきたいと思います。
ケース5 近く離婚予定ですが、子どもを抱え、働きながら生活していけるのか、不安です。
私は楽観視し過ぎて後から立ち行かなくなる経験をしているので、離婚前からいろいろなことを心配している相談者の方は堅実だと感じました。
子どもがいて仕事をする際に大事なのは、職場の理解です。どうしても突発的に休んだり、早退したりということが起こりがちなので、理解をしてもらえないと精神的に辛くなってしまいます。
子ども自身も環境の変化によって不安定になることがあります。仕事の責任や金銭面との板挟みになり苦しいことがあるかもしれませんが、子どものケアを優先にしたいところです。
毎月の家計からお楽しみ費を確保して、親子ともども楽しむことを忘れないでいてほしいと思います。
より幸せになるために離婚という辛い選択をしたのだと思うので、福祉を最大限活用する時期があってもよいと割り切ってこの時期を乗り切ってほしいとお伝えしたいです。
ケース6 ずっと独身で家事や介護をしてきました。年金も少なそうで老後が不安。今からでもなんとかなるのでしょうか。
仕事から長く離れている50歳の方に、いくら簿記資格がありかつて経理として働いていたとはいえ、いきなり正社員で働く想定は厳しい気がします。
ましてや、地方移住となったら仕事の選択肢が狭くなってしまわないでしょうか。
私は派遣社員としてリスタートすることをお勧めしたいです。派遣会社も大手であれば社会保険に加入できるところが多いので、厚生年金に加入できます。
ハードルを上げ過ぎずになるべく早く動き出し、1ヵ月分でも多く厚生年金の加入月を増やすことを目指す方が現実的な気がしました。
それにしても、ケース5・6は物価上昇はあまり関係のない設定になっていますね。
これから新たな状況でのプランを作るのであればインフレも考慮できますから、これまでのプランで立ちゆかなくなってしまったケースの方がより深刻ではないでしょうか。
苦しいときにFPの力を借りるという発想はあまり浮かばないかもしれませんが、日本FP協会ではFP無料体験相談を実施していますので、お試しもぜひご検討くださいね。
お読みいただきありがとうございました。
ではでは。
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