
ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル4月号感想②】大人のための金融経済教育
nicoと申します。
よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。
日本FP協会より届くFPジャーナル4月号についての感想続きです。
今号の特集は「FPとしてどう取り組むか……大人のための金融経済教育」です。
第1部の「生活者の暮らしと行動の変化 コロナ後の経済・金融不安と金融リテラシーの向上について」について、今回は金融リテラシーに関しての感想をメインで書いていこうと思います。
82%の人が「将来のお金に対する不安がある」と回答
日本FP協会が2023年10月に実施した「これからのお金と給料に対する意識調査」での回答です。
このうち多くの方は、自分のお金の使い方や将来どのくらい必要になるかが「よくわからない」から不安になっているのではないでしょうか。
私自身、借金返済の自転車操業をしていた頃は不安で仕方ありませんでした。
現実を見つめるのが怖くて目をつぶっていたのです。
どうしようもなくなって、記録をつけ始めてからは逆に不安は遠ざかっていきました。
不安がある人が多いということは、現状や将来の見通しが「よくわからない」人が多いということなのだと思います。
そうは言っても未来のことなどわからないじゃないか
というご意見もごもっともです。
新型コロナウイルスの流行など、まったく予想できなかったですからね。
でも何が起こるかはわからなくても、どのくらいお金が必要そうかというのはある程度予測がつくのではないでしょうか。
即ち、
不測の事態で働けなくなり無収入になったとして預貯金で何年暮らせるか
5年に1度ヨーロッパ旅行に行くのにはいくら必要か
先進医療を受けることになったら、自分の医療保険ではいくら支払われるのか
自宅介護が必要となっても家族になるべく負担をかけないようにするにはいくら必要か
有料老人ホームに入居するために、最終的にいくらお金を残しておかなければならないのか
などです。
病気、介護、老後などの備えと、旅行などの趣味・楽しみの費用。
どちらも大切だと私は思っています。
金融経済教育を受けたと回答した人は7%
金融経済教育は、2022年4月から高校での教育が拡充されましたが、それまで公教育で行なわれてはいません。
なので、そんな教育を受けた記憶がない方がほとんどでも仕方がないと思うのです。
しかし一方、金融庁は有識者・関係省庁・関係団体をメンバーとする「金融経済教育研究会」を設置して、「金融リテラシー・マップ」(「最低限身に付けるべき金融リテラシー(お金の知恵・判断力)」の項目別・年齢層別スタンダード)を示しています。
じゃどうやってそれを身につけるんだということになりますよね。
その金融リテラシーの身につけ方についてはまた明日。
お読みいただきありがとうございました。
ではでは。
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