見出し画像

ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル11月号感想⑥事例紹介 NEWライフスタイル179

nicoと申します。

よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。

日本FP協会より届くFPジャーナル11月号についての感想です。
なるべく早く追いつけるようがんばります。

今月の事例紹介は「30代夫婦。年下の夫が非正規で転職の繰り返し。子どもと先々、生活していける?」です。
投稿サイトなら離婚一択!と言われてしまいそうなタイトルですね…

ひとり口よりふたり口

今回の担当FPの方はライフプラン実現のための婚活を支援、ということでした。
共同生活は独居より効率がよく一人あたりの生活費を削減することができます。

しかし、「結婚」と銘打つと古い世代の「家」イメージやロマンティック・ラブ・イデオロギーなどと対立することも多いのではないかと感じました。

違うラベリングができると新しいものとして受け入れられやすいかもしれません。

何かが続かないのは、本人のやる気以外に理由があるかも

この相談者の夫は非正規雇用で何度も解雇されているとのことです。
この点に目を向けてアドバイスされたのがよい結果につながりました。

私の娘も高校卒業後の学校が2回連続で卒業できず、これは本人のやる気の問題ではないのかも?と思って発達障害の検査を受けたことが生活改善のきっかけとなりました。

障害者雇用で仕事をしているのも同じです。
たとえ収入が少なくなっても、まずは無理なく安定して働けることの方が本人の精神衛生上もよいようです。

相談者の気持ちが安定することを第一に

この事例が素敵だと思うのは、キャッシュフロー表を作成する際に相談者を不安にさせない心遣いがあったことです。

また、先のとおり夫に医療機関受診を勧めたり、夫の親に援助を依頼してもらったり、誰も責めずに当事者本人はなかなか思いつかない方法を提案しています。

相談者が本当に求めている状態は何か、正しく判断できるインタビューだったことがよくわかりました。

お読みいただきありがとうございました。
ではでは。

いいなと思ったら応援しよう!

nico
よろしければサポートをお願いいたします!いただいたサポートは書籍の購入費として使わせていただきます。