ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル7月号感想⑤ファナンシャル・ウェルビーイングで目指す人的資本の向上
nicoと申します。
よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。
日本FP協会より届くFPジャーナル7月号についての感想です。
今号の特集は「FPも人的資本経営の伴走者に!ファナンシャル・ウェルビーイングで目指す人的資本の向上」です。
第2部「FPが支える人的資本経営の実践例」のケース3「企業+社内FP(総務)」について感想を書いていきます。
株式会社ビームス
日本におけるセレクトショップの草分けとして国内外に約170店舗を構えているビームス。
アパレルは休みが取りにくいイメージがありますが、ビームスの有給取得率は2022年の全業界平均の約1.8倍の日数なのだそうです。
離職率もかなり低いということで、従業員のウェルビーイングを重視している企業と言えそうです。
総務担当者がFP資格を取得
選択式企業型DCの導入することになったときに、総務の担当者がFP資格を取得し、制度の設計や商品ラインナップの選定にあたったそうです。
人事や総務担当者が資格を持ち、相談に乗ってくれるのは心強いものだと思います。
3つのケースを通じて感じること
どの会社も3年以上の継続した教育体制を持っていることから、理解し実践するには時間がかかることがわかります。
また、集合研修だけでなく、個別相談の形でひとりひとり異なる対応を取るのが安心感につながると言えるでしょう。
私は、お金に関することは確かにウェルビーイングの中で大きな大事なパートだと思います。
自分自身、借金をしていた時期は毎日が不安で幸せと感じることなどほとんどなかったです。
しかしだからと言って、ファイナンシャル・ウェルビーイングとして全体から切り離しているような感じを抱かせる語は適切なのでしょうか。
お金に対しては安全・安心だったしても、それだけで幸せということはできません。
FPが関わっていくとしたら、心理学やコーチングなどの力をつけて、その人にとっての総合的なウェルビーイングを探す覚悟が必要そうです。
お読みいただきありがとうございました。
ではでは。