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ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル4月号感想⑥】大人のための金融経済教育

nicoと申します。

よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。

日本FP協会より届くFPジャーナル4月号についての感想続きです。

今号の特集は「FPとしてどう取り組むか……大人のための金融経済教育」です。
第2部の「FP実務を通じて行う大人への金融経済教育のヒント セミナーなどで周知していきたい金融経済行動の重大ポイント」についての感想の続きです。

住まいと住宅ローン ー 生涯賃金を考えた住宅選びとプラン

自宅が資産になるのか負債なのかを見極めよう

住宅について、購入か賃貸かという議論があります。
かつては「資産になるのだから購入の方が得」と言われましたが、今の時代も本当にそうなのだろうか?と思います。

購入価格より市場価格の方が下がってしまい、売却してもローン残額を払いきれないという話も聞きます。

家電を買って何年か使ってリサイクル店に売る、というのとシチュエーションとしては同じなのに、住宅だけ資産と言われるのはなぜなのでしょうか?
それは昔のイメージが今も続いているからだと思うのです。

資産になる物件選定とローン

資産性で不動産を購入するなら、購入時より値上がりしてキャピタルゲインを得るか、賃貸収入というインカムゲインがある物件を選ぶことが大事だと思います。

多くの人は住宅購入とローンがイコールで結びついてしまっていますが、他の考えもあるよと提示したいというのが私の立場です。

税金・保険 ー 改正点を押さえつつ、リスクに備える

公的給付は申請しないと受け取れない

知らないと申請できず給付が受け取れないことになるので、まず調べるという意識を持っていただきたいと思います。
FPでも広い範囲のすべてを記憶していることは難しいのですから、一般の方が覚えている必要はないと思うのです。

ただ、何か困ったことが起こったら調べてみていただきたいのです。
または、役所に相談してみる。今は総合窓口があって、困りごとを伝えると適切な課を教えてくれる役所も増えています。
そして、多くの役所は尋ねさえすれば親切に教えてくれます。向こうから手を差し伸べてくれることはなくても。

保険の意味を正しく捉えよう

生命保険も損害保険も、何かあった時に自己資金で足りない分を補うというのが基本的な考え方です。

受け取る確率が低いから無駄、ではなく、確率としては低いけれど、そうなってしまったときに備える、というものなのです。

だから私は生保では先進医療特約を、損保では地震保険を重要視しています。
表面的な損得ではなく考えてみていただけたらと思います。

お読みいただきありがとうございました。
ではでは。

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