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ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル1月号感想⑦】FPができる「心」と「お金」のサポート⑦

nicoと申します。

よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。

日本FP協会より届くFPジャーナル1月号についての感想続きです。

今号の特集は「治療の長期化、高額化が進む“がん” 患者と家族に向き合うために FPができる『心』と『お金』のサポート」です。
第2部の「相談現場でのスキルを磨く 患者の不安を軽減し、お金の問題を解決するためにFPができること」の続きを書いていきます。

Advice8 困ったときの社会保険料免除や貸付制度、応急措置の利用法とよぼうのための備え

困ったときの対応を、効果が高い低いと緊急度が高い低いの4象限でマトリックスにしているのがわかりやすいと思いました。

効果高、緊急度高

  • 固定費の見直し(特に住宅ローン)

  • 奨学金の活用

  • 公的制度の活用(給付金、助成金などの申請、社会保険料の減免)

  • お金を借りる(社会福祉協議会などの融資制度)

効果低、緊急度高

  • 変動費の見直し、節約

効果高、緊急度低

  • 収入を増やす(副業、配偶者が働く、キャリアアップ)

  • 投資する(自己投資も含む)

  • 情報入手、ネットワークを作る

効果低、緊急度低

  • 家計管理法の見直し、家計簿をつける、ポイ活する

  • 家を片づける、断捨離

とのことですが、特に最初の枠内の「公的制度の活用」は知らなければ申し込みができないため、FPの知識が役立つと思われます。

Advice9 ライフプランやマネープランの見直し、まずは1年間の収支の見通しを立てる

支払いを把握するのに、普段やり慣れていないがん患者や家族が急に家計簿やレシート管理を行うには負担が大きいと思います。

賛否両論あると思いますが、私はクレジットカード払いに一本化するのをおすすめします。

ほとんどのカード会社のweb明細は、Excelでダウンロードできますから、入力してもらっているようなものです。

医療費も、健康保険組合から届く「医療費のお知らせ」を最大限活用しましょう。

このようにラクをしながら、収支を確認するのはいかがでしょうか。

Advice10 医療相談を行う病院等への働きかけ、FPができるアプローチの仕方とは

先日も述べさせていただいたとおり、当記事でのがん患者や家族をサポートするFPは、お金に関する知識に加え、医療の知識とカウンセリングスキルが求められるような、とても高度なものです。

さらに専門家につなぐプロデューサーの役割も、と書かれていて、志が高さに圧倒されるばかりです。

現実的には全てを兼ね備えたFPはなかなかいないでしょうから、チームを組んであたる形になるのかなと思います。

依頼者が安心してよりよく生きるためにFPはどんなことができるか、引き続き考えていきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。
ではでは。

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