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ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル9月号感想③】FPを取り巻く「新しい金融」③
nicoと申します。
よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。
日本FP協会より届くFPジャーナル9月号についての感想続きです。
今号の特集は「#AI #メタバース #NFT #デジタルバンク……FPを取り巻く『新しい金融』」です。
第2部の「FPと金融機関が挑む『新しい金融』」について、数回に分け感想を書いていきたいと思います。
AI(人工知能)
昨年openAI社がchatGPTをリリースし、ひとしきり騒がれましたが、このchatGPTは対話型AI、または生成AIと呼ばれる人工知能の1種です。
私がよく展示会に出かけていた5.6年前はまだ画像系のAI普及のとっかかりのところでしたが、個人が扱えるという魅力によって、生成AIは一気に広まりましたね。
私は教育部門の一員として生成AIをどう活用するか、ということを日々考えていますが、当記事では金融でのAIの3つの活用が紹介されています。
ウェルスナビ:ロボアドバイザー
1つめはウェルスナビの全自動資産運用サービスです。
独自の資産運用アルゴリズム外出組み込まれたロボアドバイザーが、運用プランの提案や利用中のアドバイスをしてくれるのだそうです。
「選べなくて始められない」人が、自身で商品を選ぶことなく資産運用を始められます、ということですが。
自分で選ぶことが最後に責任を取ることにつながると、私は思うのですが、そのあたりどうなのでしょうか。
住信SBIネット銀行:不正取引対策用AIモデル
2つめは住信SBIネット銀行の事例で、不正取引の検知や住宅業務審査にAIモデルを活用とのことです。
過去の情報を漏れなく高速に探すのは、機械の得意分野ですね。
どんな動きを不正と見なすのかの設定が難しそうですが、こちらもデータを積み上げ機械学習させることで精度が上がっていきそうです。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券:マーケットAI
3つめは三菱UFJモルガン・スタンレー証券のマーケットAIサービスです。
マーケット情報に関する質問に答えてくれるチャットボットですね。
質問は選択肢から選ぶことも自由入力することも可能、ということなので、こちらも生成AIの活用によって、自然なやりとりに進化していくかもしれません。
顧客の利便とFPの利便
そんなに3つの中にそれほど目新しいものはありませんでしたし、1つめ、2つめのような顧客の利便と、3つめのようなFP自身の利便が記事中に混ざってしまっているのが少しわかりづらさを感じさせるようで残念でした。
明日に続きます。
お読みいただきありがとうございました。
ではでは。
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