ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル10月号感想⑥】 公的保険制度を踏まえた生命保険プランニング
nicoと申します。
よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。
日本FP協会より届くFPジャーナル10月号について、感想続きです。
今号の特集は「公的保険制度を踏まえた生命保険プランニング」です。
第2部の「5つのモデルケースで確認する 公的保障を踏まえた生命保険のポイント」について感想の続きを書いていきたいと思います。
ケース5は、50代シングルの会社員女性の相談です。
なんでも一人でやらなきゃと
抱え込みがち、かも
この相談者の方はマンションも購入済みですし、終身保険や終身医療保険、個人年金保険に加入済みということで、先行きを考え、自分でなんとかしようと努力するタイプのように見受けられます。
これから先、自分でできないことが増えるのをどう受け入れるかというのが、結構課題になってくる気がしますね。
と言うのも、スペックが私自身と似ていて、性格も近いものがあるのではないかと感じるのです。
がんばればなんとかなるって生きてきた人じゃないかなって。
人に迷惑をかけることを必要以上に恐れないこと
私には娘がいますので、娘に経済的な負担をかけたくないと思っています。
しかし下の世代の係累がいない方は、個別に負担がかかる存在は特にない訳です。
だとしたら、自分だけでなんとかしようと思いすぎない方がいいのではないでしょうか。
記事中にあるように、シングルだと保険金・給付金が自分で請求できないリスクがあるので、保険に加入していてもそれが活用できないかもしれないということは意識しておいた方がよさそうです。
公的制度などの助けも借りながら生きていくことになるかも…くらいの気持ちでいてもよい気がします。
扶養家族がなく受けられる控除が少なかった分、税金もたくさん払ってこられたでしょうから、ね?
投資について
ひと昔前でしたら、50歳代半ばには「そろそろ株式や投資信託といった資産は売却して、確定させていきましょう」と言ったのではないかと思いますが、こちらの記事では53歳の相談者に新たに投資を始めることを勧めています。
時代は変わりましたね。
運用期間が短いため、複利の効果は大きくならないかもしれませんが、預貯金よりは殖える可能性が高いと考えての提案でしょう。
ただ、私の友人たちと話をしていて感じるのはやはり投資は怖い、面倒と考えている人がまだまだ多いということです。
若い方にはそれなりに説得をしますが、50代過ぎた方に考えを変えてもらうのもリスクが大きいと私は感じました。
投資も含めた話をさせてもらいつつ、相談者に無理をさせないことも、トラブル防止のためにFPが注意しなければならない点かと思います。
お読みいただきありがとうございました。
ではでは。