ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル9月号感想⑦】米国版を読む チャットGPTとFP業務
nicoと申します。
よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。
日本FP協会より届くFPジャーナル9月号についての感想続きです。
CFPという資格は米国でスタートしたものなので、あちらにも本家と言える「Journal of Financial Planning」があります。
日本版FPジャーナルには毎月米国版記事が抄録されています。
今号は特集とも関連するものだったので感想を書いてみたいと思います。
従来の検索エンジンとの違い
従来の検索エンジン:
検索結果がwebページへのリンクで表示される
検索結果は互いに独立し、紐づいていない
チャットGPT:
ユーザーの意図を汲み取った回答の文章を生成する
追加の質問や指示により深掘りすることができる
質問の質がよくないと、回答の質も悪くなる
ということで、かなり簡潔にわかりやすくまとめられていると感じました。
実務での効果的な活用法
最初に挙げられている活用法は以下のとおりでした。
見込み客の獲得
マーケティング
顧客対応
サービスや事務の自動化
従業員の教育・育成
今号の特集での AI活用はロボアドバイザー、不正取引対策といった大企業で取り組む規模のものです。
それに対して、こちらの記事での活用法は、もっと身近ですね。
正直私は、こちらの記事の方が活用できると感じました。
顧客とのコミュニケーション
ひとつ目の事例とされている「顧客とのコミュニケーション」のためにチャットGPTに質問してトピックを探す、というのは、ごく基本的な使用法だと思います。
しかも、ターゲットの年齢を上げたり下げたしてすることも容易です。
先日受講したセミナーの講師は、メールマガジンの骨組みも文章もチャットGPTを大活用しているそうでした。
まだ、確認や修正は必須ですが、よきアシスタントになってくれると思います。
顧客教育
ふたつ目の「顧客教育」は顧客とのコミュニケーションの延長ですが、セミナーを実施する際などに助けてくれると思います。
事例2ではメール文章を作成していましたが、言語モデルなだけに、読む、書くというのが得意ですね。
私の部署でも、クローズドな環境で生成 AIが使えるようにするパイロットに参加し、社員の教育に活用したいと準備しているところです。
いずれにしても、触ったことがないと伝わりづらいのかも
私はこちらの米国版記事が実用的で参考になったのですが、もしかしたらチャットGPTを使ったことがなければ、どちらもわかりにくく感じてしまうかも、と思い至りました。
なるべく食わず嫌いをなくし、新しい事柄にもチャレンジしていくのがFPには重要なのですね。
お読みいただきありがとうございました。
ではでは。