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ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル4月号感想⑥】 「積立投資126の法則」活用法を探る
nicoと申します。
よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。
日本FP協会より届くFPジャーナル4月号についての感想続きです。
特別会談ということで、「積立元本が2倍になるまでの年数がわかる『積立投資126の法則』活用法を探る」が掲載されています。
かんそうを書いてみましょう。
72の法則は知ってるけど
一括投資の勧誘、説明などで使われることがある「72の法則」とは
72÷利率で元本が2倍になるまでに要する年数がわかる
というものです。
例えば、「利率7.2%の時は10年で元本が倍になるけれど、0.0072だとしたら1000年かかってしまいます」という感じです。
利率7%の預金なんて現実味がないと多くの方は思われるかもしれませんが、私が子供のころお年玉を預けていた定額貯金の利率がまさにこれでした。
126の法則とは
積立投資の場合で
126÷利率で積立元本が2倍になるまでに要する年数がわかる
というものです。
「年数」×「利率(%表示)」=126
つまり年利3%で運用できるなら、126÷3=42年
ということがわかります。
積立期間から利率を求める時、例えば30年間積立投資をしたら、ということで
126÷30=4.2%
になるということですね。
リスク(値動きのブレ)は考慮されていない
さらっと書いてしまいましたが、運用の世界で一律の成果が続くなどということはまずあり得ません。
見通しを立てるために使用するのは便利そうですが、値動きによって計画どおりに行かないことがほとんどだと思います。
そのことをよく理解しておかないと、嘘つき呼ばわりされてしまいそうです。ご留意を。
イメージをつかんでもらうために使いたい
長期、積立、分散投資と呪文のように唱えて、右にいくほどに角度がつくグラフも見ていただくのですが、実際のところ、「じゃ、30年間積み立たらいくらくらいになるの?」という質問に答えるのはとても困難でした。
プロとしてやはり、リスク(値動きのある)ものをご紹介するときにはそのことを伝えない訳にはいかないからです。
しかし、そのためになんとなく煮え切らない雰囲気になっていたのも事実です。
こちらの法則を相手の方と一緒に電卓を叩き計算してみると、実感していただきやすいのではないかと期待をしております!
言葉ではこの126の法則を使い、視覚的には利率を入れると変化するように作ったグラフを見せる、などするのがよいのではないかと思います。
NISA制度の拡充から、積立投資についた説明する機会はますます増えそうです。
少しでも理解していただきやすいよう、表現等工夫していきたいですね。
お読みいただきありがとうございました。
ではでは。
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