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ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル11月号感想③】 家計からの”SOS”を見逃すな!
nicoと申します。
よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。
日本FP協会より届くFPジャーナル11月号についての感想続きです。
今号の特集は「家計からの”SOS”を見逃すな! 生活苦になる前にFPができるサポート」です。
Part2の「6つのSOSで確認 生活苦になる前の家計改善アドバイス」のうちケース3・ケース4について感想を書いていきたいと思います。
ケース4 夫婦共働きで子どもはいません。家計の支出は多いと感じていますが、お互いの家計を把握していない状態。お金の話になると口論になります。
記事中に「お金の話になると口論になってしまう原因の1つに、細かいこところまで相手に把握されたくないという点がある」とあったのですが、この表現はかなり和らげられていると私は思います。
「お金の話になると相手に責められている気がして反発してしまう」というのが実態というケースが多い気がするのです。(体験談w)
夫婦といえども何に重点的にお金を使いたいか、という価値観は違っているのがほとんどです。
自分的に優先順位が低いものに相手がお金を使っている様子を見ると一言言いたくなってしまいますし、自分でも少し後ろめたく思っているところに相手から言われるとかちんときてしまうものではないでしょうか。
だからできれば、なんでもないときに「夫婦でどうお金を使おうか」ということからお金の話を始めるとよいと思います。
そして「夫婦で」→「各自で」と進めて、それぞれの価値観を理解するきっかけとなるとよいのですが。
ケース4 年金生活で倹約に努めていますが、年金受給日前に家計が赤字になり、貯金を取り崩している状態でこれからが不安です。
「不安」というのは先を見通せないときに感じるものです。
毎月足りない分を取り崩している状態では、月によって額が大きくなったり小さくなったりするためにいつまで貯蓄が保つのか不安になるのでしょう。
一方、例えば100歳で貯蓄が0となるように毎月一定額を取り崩すと決め実行していたら、そこに不安は感じるでしょうか。
年金生活になれば仕事をしていたときと異なり、身体や精神を痛めてもそのために収入が途絶えるということはありません。
そのため老後資金として準備した額と、生活防衛資金の合計額を取り崩しの原資とすることができます。
私は借金返済時代、未来家計簿として、あらかじめわかっている出費を集計し、いつのタイミングでいくら必要になるかをずっとシミュレーションしてきました。
この記事では似た表が提案されていました。現役引退後は、また当時と同様なシミュレーションが必要になるのかもしれませんね。
お読みいただきありがとうございました。
ではでは。
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