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ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル10月号感想①多様化するリスクに備える 保険の新動向

nicoと申します。

よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。

日本FP協会より届くFPジャーナル10月号についての感想です。
12月になったというのに今さら10月号?ではありますが、ぼちぼちとキャッチアップしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

今号の特集は「多様化するリスクに備える 保険の新動向」です。
第1部「保険業界の最新動向と今後の行方」の保険業界、生命保険について感想を書いていきます。

保険業界

「デジタル化の進展によって、保険業界はビジネスモデルそのものが大きく変化する転換点を迎えている」

このサブタイトルを読んで、私はまあそうだよなーと感じましたが、本文に書かれていたのは私の想像とは違っていました。

デジタライゼーションによって、病気や事故の予測が可能になるのでモデルが変わるということだったのです。

個人のライフプランが多様化していますが、予測が立つので「保険」という相互扶助の仕組みではなく、より精度の高い発生確率に個別に備えることになるのではないでしょうか。

生命保険(1)

「デジタル技術を活用することで、リスクに備えるだけでなく健康増進や予防に資する商品が増加」

デジタルデータの活用により予測が立つようになったら、「ぶれ」という意味のリスクは小さくなるのではないかと思うのです。

例えば、現時点では「人は100%死亡するけれど死ぬ時期はわからない」からこそ死亡保険で備えをする必要がある訳です。

それが高精度で予測されるようになったら、その時に必要な額がわかるので今のように万が一のために契約する必要はなくなってしまいます。

また、AIの発達により保険勧誘の仕組みこそが大きく変わると予想されます。
営業社員という存在がいつまで必要とされるのか、その人件費が不要となったら保険料はどう変わるのか、そちらの方がビジネスモデルに与えるインパクトは大きいのではないかと思っています。

このパートではAIのことはまったく触れられていませんでした。
生成AIについて出てこない点で、少し物足りなさを感じたのは否めません。

次回、生命保険(2)と損害保険に続きます。

お読みいただきありがとうございました。
ではでは。

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nico
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