ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル8月号感想①令和版 住宅取得の10ヵ条
nicoと申します。
よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。
日本FP協会より届くFPジャーナル8月号についての感想です。
今号の特集は「FPと考える・いまどき・後悔しない 令和版 住宅取得の10ヵ条」です。
Part1「ライフプランを確認しながら『夢を実現するお手伝い』を」について感想を書いていきます。
住宅資金設計はライフプランの一部
FPである私は「そりゃそうでしょ」としか思わないのですが、もしかしたら単に大きなお買い物と考えている人が多いのかもしれません。
購入時点で「買える」物件を買ってしまうというのがその現れではないでしょうか。
モデルハウスやモデルルームを見に行って、「あなたの年収ならこれくらいのローンが組めますよ」と言われて、目一杯のローンを組んでしまう…
何事もなくローン返済が終わればよいのですが、何か想定外のことが起こったら返済が滞り、家を手放しローン残額だけが残ることになるかもしれません。
FPに相談するタイミング
つまり、物件を決めてローンを組んでから相談に来るのでは、FPがやれることは限られてくるということです。
記事ではライフプラン、キャッシュフロー表作成も含めた資金計画の段階で相談を開始することがおすすめされています。
まあ、そのように周到な人はなかなかいないと思いますが。
夢をかなえるということ
ただし慎重になり過ぎて予算に縛られないように、ということも記事中に書かれています。
確かにFPは起こりうる可能性を考えるべきですが、相談者を枠にはめてはいけないと思います。
何がその人にとって幸せなのかはFPが決めることではありません。
一緒にわくわくできたら、それはとても幸せな相談ですね。
固定金利と変動金利
日本は長らくマイナス金利政策で、銀行に預けていてもほとんど利息がつかない代わりに、ローン金利もとても低い状態が続いていました。
ただ、7月31日に日銀が利上げを決定したように、今後も同じように低金利かどうかはわかりません。
今すぐに固定金利型に変更する必要はないと考えますが、自分の生活はどのくらいの利上げまで耐えられるのかは確認しておくとよいと思います。
Part2に続きます。
お読みいただきありがとうございました。
ではでは。