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親を受け入れるということの真意
こんにちは、Nicoです😊
今年もあっという間に1ヶ月が過ぎ、2月になりました。
TV局の闇も暴かれている昨今ですが、
冬至から春分に向けて、より今までの膿を出し切る期間になると思われます。
なので、全ての人間関係の根本である親との関係性を整えるべく、
親の視点に立って見てみることをしたいと思います。
そうすることで親を許し、受け入れることができるのではないかと思います。
ある人は、子供の頃から長期間にわたり、父から虐待されていました。
そして、父に対する怒りよりも、母に守って貰えなかったことに対して怒っていました。
普通の母親ならこうするはずなのに、と比較して、”私は愛されていないからこんな仕打ちを受けている。母が大事なのは自分だけ。”と思い込んでいました。
赤ちゃんにとって親は、最初に出会うヒーローであり、憧れの存在で、自分より優れた存在です。(違う人もいるかと思います🙇♀️)
それが、成長とともに親を越える瞬間が来ると思うのです。
それぞれの持っている才能や特性は違いますから、それを幼少期など早期に体験する方もいると思います。
例えば、親が自閉症特性を持っているグレーゾーンだったとします。
(※自閉症スペクトラム障害【アスペルガー障害】の人は、他者の心中を察したり、相手に共感するといった対人的なやり取りに使われるミラーニューロン機能に障害があり、共感できないために場の空気を読めません。
なので、自分の言動が周囲の人をどんな気持ちにさせてしまったのかを察することができないため「内省」できません。
この内省力の欠如が現実世界から孤立させ、自分の中の世界で「万能感」を抱く結果を招きます。)
しかし、内省できないので調べることもなく、他者との違いを自覚することもなく健常者として生きてきたとします。
この場合、全く同じ特性にならないにせよ、子供にも自閉症特性が出るケースが多いと思います。
その凸凹の違いから、母の当たり前にできないことが、子供にとって当たり前にできることになるケースが考えられます。
そうすると、子供としては、母が”できないフリしてわざと嫌がらせをしてくる”という感覚になります。
その母親のカウンセリングをFAPで行ったところ、ASD(自閉症)の反応が出ました。
それを子供である、ある人に伝えたところ、今までの嫌がらせと思われる言動の数々は、自閉症特性により、本当に理解できておらず、そうなってしまったのだと納得されていました。
むしろ、健常者に混じり、ハンデを抱えながら、衣食住を平均以上に提供してくれたことに対する感謝が湧いてきたと仰っていました。
子供として、「母からこうして欲しかった」という思いから離れ、客観的に俯瞰して見れるようになり、
「母にとっては、できることは全て全力でやっていた」というのが見えるようになったのです。
皆様もご存知の通り、完璧な人はいません。
みんな調べていないからわからないだけで、大なり小なり、何かしらのハンデを持ち合わせて必死に生きているのです。
例え親からひどいことをされていたとしても、親の置かれている状況の過酷さやハンデ、病気などが引き起こすメカニズムに触れることで、”しょうがなかった”と思え、許すことができるのかも知れません。
それを知れた時、人は「親から充分な愛を貰っていた」と本当の意味で親を受け入れることができるのではないでしょうか。
P.S. トラウマが強烈な方には、親を許せとは言いません。
親も精いっぱいであんな風にしかできなかったのだと納得するだけでいいのです。
そして、子供である自分が親が取らなければいけなかった責任を肩代わりする必要はないと知り、手放すことが大事です。
私のカウンセリングでは、全てを外在化して、背負い過ぎた他人の荷物を一度全て下ろしていただきます。
一見、他者のせいにしているようにも見える瞬間はあるかも知れませんが、
その他者ですら、何かのメカニズムのせいでそうなっているとすることで、誰も責められない状況を作り出します。
余計な荷物を全て下ろし切ったところで、自分が負うべき責任を負えるようにすることで、自分の人生を歩めるようになっていきます。