ダイヤモンドテンプアブレーションシステムとリズミアの互換性評価

Front Cardiovasc Med . 2022 Jun 28;9:917218. doi: 10.3389/fcvm.2022.917218. eCollection 2022.
Universal Method of Compatibility Assessment for Novel Ablation Technologies With Different 3D Navigation Systems
ダイヤモンドテンプアブレーションシステムとリズミアの互換性評価
Luigi Pannone
概要
背景 アブレーション手術のための新技術は、しばしば異なる会社によって製造され、相互の互換性はない。このことは、別々に開発された装置が一緒に使用されることが多いため、臨床上無視できない問題がある。本研究の目的は、ダイヤモンドテンプアブレーションシステム(DTA:DiamondTemp ablation system )とリズムミアエレクトロアナトミックマッピングシステム(EAM: electroanatomic mapping system)の互換性を評価するベンチテスト方法を開発することである。

方法 異なるセットアップをテストした。DTAは、以下の構成でリズムアEAMに接続した。
3.1. Ensite EPT GenConnect box (GCB)とRhythmia Maestro GCB (Maestro GCB、Rhythmiaのオリジナル構成品)。
3.2. Medtronic GCB-EとMaestro GCB。
3.3. メドトロニックGCB-Eを経由してボックス1(ピンA61~A64)で直接リズミアに出力。

結果 DTAの位置は、リアルタイムでリズミアEAMに表示された。カテーテルの動きとEAM上の表示とを視覚的に比較することにより、テストしたすべてのセットアップでDTAの適切なトラッキングが観察された。
設定3.1では、最初の高周波(RF)通電後に有意な移動が観察されたが、それ以降の通電では移動は生じなかった。
設定3.2では、有意な移動は観察されなかった。
3.3では、Orionカテーテルを基準として取得したベースラインと比較して、アブレーション前のカテーテル位置の大幅な移動が観察された。

結論 様々なマッピングシステムとアブレーションカテーテル間の互換性テストのための普遍的で再現性のあるソリューションが記載されている。DTAはRhythmia EAMと互換性があり、特定のセットアップを行えば、併用できることが実証された。