生産と消費の均衡
体力が有り余っていて、どうしたものか。
とはいえ、疲れやすいタイプだから、体力があるというのは少々語弊があるやもしれない。
この夏の尋常な暑さに死りそうになりながらも、それでも身体を動かしたいというマインドがあることは、悪くはないだろう。
世間はお盆休みということもあり、どこもかしこも「人」。
特に固まった休みがない職業柄、あくまでも普通の休日にすぎなかったおとといの日曜日。
冒頭言ったとおり、家で寝そべったりするよりか動いていたい欲がすごかった。
買い物という消費行動は今まったく興味がないから別のこと!と考えを巡らし、とっておきの体力消化法が見つかった。
ささっとそれに必要な道具を準備して、電車に乗って向かったのはお墓。小旅行も同時に味わえるから、なんだかんだ半年に1回は行くようになった。
臨時バスが出ていたものの、往路は事故渋滞によって倍ほどの時間がかかってしまったが無事到着。
台風がきているということで、暑いけれど考えることはみな一緒「今日のうちに行っておこう」。
さっそく桶に水を汲み、祖父母のお墓に着いたらそこは荒地。笑
しばらく誰も来ていなかったのか、雑草が今まで見たことないくらいに生えていた。
俄然やる気が湧いてきて、コーナーを時計回りにまわっていく。持っていたゴミ袋がパンパンになり、ある意味気持ちがよかった。
墓石をスポンジでさするように磨き、いよいよお供タイム!お花は他の人と被ってはいけないので買わない主義。あくまで親族一の若手の役目は掃除。
そして、基本的に自分が持って帰って食べたいものしか買わないので(おい)、今回はハイボール、あんみつ、帰りにすぐ飲めるお茶を買って行った。
普通開栓するのが基本だろうし、置いて帰る人が大半であろうに、わたしはものの数十分で「じゃあ!」と合掌し、とっとと退散した。全毛穴から汗が出て、お茶を一気飲み、クタクタになって帰宅。テイクアウトしたすき家の牛丼を平らげ、台風に備えていつもより多めの買い物をスーパーで済ませて、昼と夕方の間からお風呂に入り、お供のハイボールをぐいっと呑んだ。
見事自分が持ち合わせた体力を、お墓参りに行くということで消費することができた。元から空っぽの脳みそはスッキリ本当に何もなくなったし、充実した時間を過ごすことができた。
やっぱり動くと発散される。
暑さを楽しみ、それなりに汗を流しておいしいお酒やごはんを嗜むことの偉大さを感じた。
「行動は大人、心持ちは少年みたい」な日々をまだまだ楽しみたい、そんな2023年猛暑。
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