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エース株式会社のリュック最高~
以上。
で、終わってしまう話なのだが、私はここ数ヶ月の間、頭の片隅にぼんやりと「リュックほしいなあ~」という思いを抱えていた。
というのも、通勤時にトートバッグを使っていたのだが、起床時にバッグを担いでる側の肩が痛む。体の歪みも感じ始めており、このまま体の片側に荷重をかけ続けると背骨が歪み、腰を痛めるのではないかと思ったからである。ぎっくり腰のテイスティングは一度で十分である。
それでつい先日、ようやくネットで候補の選定に入った。リュックなど、とにかくメーカーも数も多すぎて、どこから目星をつければいいのかと思ったが、最近はどこかでひとつ検索すると、インスタだろうがツイッターだろうが、広告の出るところにはどんどん、これはどうだ? こっちはどうだ?と言わんばかりにリュックがあふれ出てくる。
便利だが、改めてそら恐ろしい時代である。
それで、次々ほいほいと繰り出される広告を、これじゃない、あれでもないと却下していった挙げ句、たどりついたのがエース株式会社の「スリファム」というリュックであった。
ビジネスリュックというカテゴリーがあることも知らなかったが、このスリファムの、表面にゴテゴテとしたポケットのついていない、シンプルな上にスリムで洗練された見た目が、ひと目で気に入ってしまった。そこからYouTubeやInstagramで購入者の評価や見た目を念入りに検索して見聞きし、仕上げに実店舗までいって実物を確認し、そこでまた予想以上のコンパクトさに驚いたうえで、家に駆け戻り、正月のお年玉セールをしていたネットショップで購入した。
そして2日後、届いたリュックにすぐさま荷物を詰めて出かけた私は、そのあまりの軽さ、肩紐の快適さ、使い勝手の良いポケット位置に、とんでもなく嬉しくなってしまった。早朝から足取り軽く、ウキウキしながら歩いた。
なんでもっと早く買わなかったんだ?
あまりにうれしくなったので、どんな会社なのかとその時点でようやく調べてみると、歴とした日本の会社だった。歴史を見ると、1940年に新川柳作氏が創業されている。どんな方なのだろうと思っていたら動画があった。
企業を「喜業」としていると話す新川氏の話しぶりを見て、氏の経営理念はいまだに健在ですね、私はこうして心から喜んでいます、本当に買ってよかったなあと改めて思ったのだった。
私は、こうしてエース株式会社のにわかファンになった。
今後とも、よろしくお願いします。