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私の宝物 -愛そのもの-

 この写真は私が精神病院の慢性期閉鎖病院にて勤務していた頃に、その病棟の患者さんにいただいたものです。医療従事者の方ならおわかりになるかと思いますが、カルテに『F20 』と記されていらっしゃる方々と共生していた頃の私の宝物です。入院歴が何十年にもなる方々ばかりです。
 
想い出としてnoteに残したいと思いました。


⭐︎初夜勤時にもらったメモ
・患者さんのおやつは詰所で職員が管理しています



⭐︎2回目の夜勤時にもらったメモ


⭐︎季節ごと、誕生日、その時々のありがとうを書いたハガキとメモ
・車イスを使用している方で力が入りづらいですが
一生懸命に書いてくれました。
⭐︎手紙



⭐︎夜勤時、手紙の代わりにもらったおやつ(中身有り)
・職員は患者さんから物をもらってはいけないルールがあり、一度はお断りしましたが素直にこれだけいただきました(こっそり)


とても純粋で優しくて、時に面白くて、今を懸命に生きてる方々。何も特別なことはありません。私と何も変わりません。世の中が知らないだけ。知れないだけ。
もちろん中には意地悪な人、頑固な人それぞれいます。でも病院の外だってそれは一緒。
職員の中(ごく一部)正直、最悪な人います。新聞でも取り上げられた『暴力』を振るう人、極悪、『死』にまで追いやる人...表に出てないだけなのです。ニュースになってないだけなのです。だってそこは精神病院だから、鍵で管理された世界だから。


良くも悪くも、とっても貴重な経験をさせていただいて、そして私の使命を思い出させてくれた方々。

私にとって全てが大切な宝物です。

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