初めて産婦人科に行きました
※性的な話題を含みます。
読みたくない方は避けてください。
初めての産婦人科
あることがあってしまって、不安になったので産婦人科に行った。
こんなことで行くことになるとは……と情けないが、恥ずかしさで諦めてはいけないし、万が一のことが起きては遅いので行った。
母には怒られそうで言えなかったから「生理のことで悩んでいて」とごまかした。
受付から診察まで
病院は休日だったので静か。
受付で「産婦人科で、アフターピルをもらいたいです」と伝え、保険証を渡して問診票を受け取る。
体重やアレルギーの欄を埋めて、「現在、妊娠中または妊娠の可能性がある」はよくわからなかったので空欄で出した。
産婦人科に通される前に看護師さんが「もしかしたら内診台に乗ってもらううかもしれないです~」と言うが、内診台を知らないのでとりあえず「はい」と答える。
先生が来て、診察室に案内される。想像を超える年配の男性でちょっとびびったけれどとても優しくて、「いつのこと~?」とか「ちょっと危険だね~」と柔らかく接して下さった。
そして「じゃあちょっと、エコーで見ようか~」と言われた。
いざ、例の内診台に乗る。
内診台
内診台とは下を見るために足をぱっかーんする椅子のこと。腰のあたりで上からカーテンが下りるので向こう側で先生や看護師さんが何をしているかはわからない。
私の左側には小さなモニターがあって、妊婦さんが赤ちゃんを見るようなざらざらした画面になっている。
下を全部脱いで台に乗る。ウイーンと音がなって足が開く。「はい、じゃあ力抜いてね~」と声をかけられて、むしろ緊張してしまう。下腹部に何かが入るような感覚で、痛みが走る。
いろいろ画面に映っているのが何か説明された。痛くて手汗も出てきて、手を握ったり開いたりして気を紛らわせた。
先生が向こう側で「性交はいつから~?」とか聞いてくるので答えるけれど、とにかく早く終わってほしい!と願う。
下を見られている恥ずかしさはあまりない。カーテンのおかげで先生や看護師さんが見えないので私は気にならなかった。性交経験が少ないからか痛みのほうが印象に残った。
先生、とても優しい
診察室に戻り、先生が「うん、これは必要だね」と言う。
「相手からは『外に出した』って言われたんですけど……」と先生に伝えたけれど「まあね~~」と私の気持ちを汲み取ってくれる。そうなの、同意の上の行為でも、まあね~~という気持ちなの!!!
「けっこう薬高いけれど、ね」と気を使ってくれる。
生理痛の薬を飲んでいることを言うと、低用量ピルを勧められた。ピルを使っている友達もいて気になっていたので考えようと思う。
めっちゃ高いんだけど!?
診察費は保険が適用されないので初診代も含め九千円ほど。
ええ……、保険使えないのか……。めっちゃ高いなあ。
処方箋を渡され薬局に行って待機。ピルも高いって聞いたんだけど、初診代やエコーで結構お金なくなっちゃったんだけど。不安になりつつ呼ばれると代金はなんと一万千円。カードで支払いました。
アフターピルを飲んで
私は同意の上での行為だったけれど、やっぱり不安で受診した。もし私がアフターピルの存在を知らなかったらと思うと怖い。
この前、アフターピルのオンライン処方が可能になったがまだ「アクセスしやすい」環境になったわけではない。薬局に行けば処方箋なしでもらえる、それが私の一番望むこと。そしてもっとピルの知識を学生のころから持つことが必要だと思う。
コンドームやピルなどがあるけれど、調べてみると日本はけっこう遅れてる。いろんな避妊の選択肢があれば避けられる未来や、選べる権利が女の子が持てるのにそれが閉ざされていることに悲しさを感じる。
どうにかしたいな!!!!
ちょろい女子大生の川添理来です。