私がどうやってVtuberを開拓しているのか

まず始めに。
この記事を開いて頂きありがとうございます。
そしてこちらの記事の中には「中の人」「魂」「転生」などVtuber界隈で触れない事が暗黙の了解とされている話題に触れておりますので、そういうのは嫌だという人はお引き取りください。

これは普段から書いている『Vtuber&Vsinger個人的オススメ楽曲』の中で、毎回の様に新人Vtuberを5人くらい紹介しているのだけれども、Vtuber人口が既に1万人を突破したとはいえどうやってVtuber楽曲やデビュー間もない新人Vtuberを、一体どこから見つけてくるのかと疑問を持たれた方がいる様な気がするだけで実際にはそうではないのかも知れないけれどと思い、ここに書いていこうかなと思います。


(とはいうものの実際には明確な「新人Vtuberの条件」の定義は決めていないの、でデビューしてから3ヶ月近く経過していたり、準備中なのに活動を行っており、トータルしたら活動期間が一年以上経過してたり、SNSでは色々やってたけど初投稿がつい最近だったらOKだったり、例え前世を知っていたとしてもアカウントを1から作り直すパターンの転生だったら新人に含めたりとガバガバ判定だったりしますが)

どうやって記事に載せる新人さんを探してるか。

……というより、どうやってVtuberを探していたか。
2024年1月現在までの方法で、残していきたいなと思います。

1:開拓開始のきっかけ

まず始めに、私は最古参……黎明期からのファンではなく、恐らくではありますが19年6月頃(時期的に言えば御伽原江良さんがデビューして3ヶ月経過した辺り)という事を留意して頂きたく思います。

適当に開いた配信で、なんかヤベー女がグラセフで滅茶苦茶な事をしながら暴言を吐きまくって配信しいてるという事で見始め、そこから一年くらいは単なる暇潰しのつもりでにじホロ辺りを適当にROMりながら見て回る事をしておりました。

私が本格的に開拓、観測を始めたきっかけとなった出来事はバーチャル界隈を見始めてから約9ヶ月後、当時ホロライブ内イノナカミュージック所属だった「AZKi」さんが主催し、2020 3/14~3/15に開催されたVtuberオリジナル楽曲24時間配信『音楽を止めるな』でした。

内容はVtuberのオリジナル楽曲を募集し、セットリストに入った楽曲を24時間(最初はセットリストを1周するのに7時間、それを3周分+3時間を予定していたが、途中トラブルに見舞われてストップしてしまい実際には3周と少し)ノンストップで流し続けるというもの。

Vtuber界隈(というよりは、にじホロ以外)にあまり造詣がなく、最初はあずきちがやる企画だからという単純な理由で、酷い言い方をすると誰一人チャンネル登録する気もなく、一周したら適当にはける掃ける予定の単なる暇潰しのつもりでした。

実際に行ってみると、まぁ楽しいこと楽しいこと。2周目以降なんて同じ楽曲しか流れないにも関わらず、それでも「またあの曲を聞きたい」という理由で居残り続ける内に最終的には完走、その頃にはすっかりVtuber界隈の可能性というものに取り付かれる様になりました。
トラブルで音楽がストップしてしまった際には、コメント欄で行われた「今日は参加してないけどオススメのVtuberおる?」談義に花が咲き、スヤスヤしていたあずきちが起きるまでVtuberの話題がノンストップであり続けたり、企画終了間際にあずきちからの言葉を聞いて、多少無理をしてでも最後まで聞いて良かったと思えた事は良い思い出です。

2:youtubeの検索

で、すっかりVtuber楽曲の魅力に取り付かれてしまった私がまずやり始めた事が、音楽を止めるなで知った楽曲や、その後すぐに行われた『Vおうちフェス』で流れた楽曲を集め、「オリジナル曲」と「カバー曲」2つの再生リストに分けて保存するというものでした。

これは23年の7月頃までほぼ毎日やってた事で、youtubeの検索欄でひたすら下記のワードを検索、出てきた楽曲を片っ端から「後で見る」に入れては聞いて探していく事でした。

一見同じ様に見えて、ワードを逆にするだけで出てくる曲や人も若干変わった。
22年辺りからshortも活発になってきたので曲数も増え続け、クリスマスやバレンタインなど季節イベント時では投稿件数50件以上の時も。

ですが23年7月に個人的な事情で開拓を休止せざるを得ない状態に陥り(+時間リソースの割き方が段々と変わっていった事も起因し)、未だに検索欄に上記のワードは残っているものの、それ以降一度も検索をかける事はなくなりました。
いわゆる「いつもの人達」が出てくる事が多くなって、目新しさが減ったというのも理由です。

3:Twitter

元々は別の名前でVtuberとは全く関係ない事を呟くアカウントを持っていたのだが、人生リセットボタンぽちーwしたくなって消去、それ以降1年以上はSNSに手を付けるという事はありませんでした(わざわざTwitterの情報を見なくても、youtubeに上がるものさえチェックできれば、それで十分と考えていたため)。

だがしかし、何だかんだ言ってVtuberがメインの情報発信源として今もなお使われ続けているプラットフォームであり、情報発信源であるVtuberを見続ける上で必要不可欠(どうしてもyoutube以外で起こっている情報は見逃す為)、それに加えてどうしてもyoutubeだけでせっせかせっせか再生リストに詰めていっても、自らが発信する為の媒体がなきゃ宝物を集めて終わりで食い潰すだけの、自己満足と変わりないんですよね。

周知されていないなんて、存在しないのと大して変わりありませんし。

おまけにスペース等の配信サービスも開始しつつある中、とあるコラボスペースがどうしても聞きたくなり、新たに現在しようしているアカウントを作成したのが始まりでした。

ただ、運用の仕方……やり方が不味かったです。

フォローしてる人が投稿しま楽曲のツイートを、ただひたすらリツイートやいいねをしまくるといった、言わばスパムやbotに近いものと化してひたすらいいねリツイートを繰り返していました。

よく「いいねリツイートしてくれるだけでも嬉しい」と言われますが、それはTwitterの内部点数的にも何かしらのリアクションがあるツイートって評価点が高くなり、特に繋がりのない赤の他人のオススメに乗りやすくなるからなんですよね。

だけど、ひたすら投稿された楽曲のツイートをいいねリツイートするだけのbotに近いものと化したアカウントだったんで、端から見たら「なんだこいつ頭ヤベェ」なんですよね。

勿論やべーやつ扱いされて「基本フォロバ」みたいな人でも私だけフォロバされないなんて事は当たり前、逆にフォロバ稼ぎのもっとやべーやつやスパムからフォローされるみたいな事が続きました。

これを一年ほどやった結果、恐らく推し事としてインプレッションには貢献できたかも知れないけど、リツイートしても見られない、自分が作った再生リストを拡散しても届かない、という当初の目的は遠ざかってしまった……という結果に落ち着きました。

動かさなすぎもダメダメですが、動かしすぎもダメでした。

そして、これは本当に『推し事』なんでしょうかね?といった疑問も生まれました。

4:noteに手を出す

もっと別の方法を模索しないとダメだいう考えは元からあり、その「別の方法」というものがサイトを立ち上げる事や、noteみたいなブログサイトに書き起こすというものでした。

前々から目は付けていたのですが、自分のやりたい事を叶える機能は備わっていない、運用が面倒そう、といった理由で乗り気にはならなかったんですよね。

ただ考えも、何かしらのイベント配信・プレミア公開予定の動画のURLを予定表みたいな場所やフォルダの中に張り付けたり入れていき、後にプレミア公開せず投稿されたものも逐一入れて合体。
Vtuber/Vsingerとして活動している方なら誰でも参加可能なプラットフォーム(仮)を作って一般公開して共有、日を跨いだらそれを毎日フォルダみたいな場所に入れ公開日毎に纏めて管理していく。
そういう「何か」があればいいなという漠然とした考えしかなかったので、考えもはあってもそれを実現する方法が思い浮かばなかったのが現状。

なら、「やりたい事は絶対に不可能」だと分かりきっていても、やらないよりはという故の苦肉の策から始めました。

5:最近の開拓(youtubeやXアルゴリズムを調教)

最近は上記の検索をかけくなった変わりに、youtubeアプリを開いた時にトップに出てくる広告や、(私はプレミアム会員じゃないので)広告動画が流れてきた際にチェックしてみたり、アーカイブ配信やBGM系のちょっと長めの曲を聞いている時や感想コメントを書いたついでにスクロールしてみて出てきた人をチェックしたり。

歌ってみたのすぐ下に出てくる広告。少しスクロールしたりすると何人か出てくる時もあった。
youtubeアプリを開くと真っ先に出てくるホームのトップページ。広告が打たれている場合、「あなたへのオススメ」として出てくる可能性もある。

それに加えてyoutubeのアルゴリズムで教育されてきたのか、自分のページには最近見たものと関連性が高いものとして「ガンダム(を含むアニメやロボ関係)」「料理」「Vtuber」「音楽」に関連する動画や配信に比重が置かれる様になっていて、少しスクロールするとまだ登録してない人が出てきたりします。

他の人の歌ってみた開始前に流れる広告。
プレミア会員じゃないので広告が流れるが、こういう所からも発見したりする。

プレミアム会員になると配信に行くだけで流れる予定だった広告収入分が丸々入るという推し技もありますが、Vtuber/Vsingerを探す場合はあえてプレミアム会員にならない、という選択肢もアリなのではないでしょうか。

あと最近は向こうからフォローが飛んでくる事が増えたり、トップに固定してあるツイートや書いたnoteのツイートに反応した人を(たまにではありますが)覗きに行ったりしてます。

あとはXのオススメ欄とかタグで流れてきた人をブックマークしといて、時間がある時に見に行ったりしてます。

再生リストやnoteに反応があった場合も、全員ではないけど誰かチェックしたりする。
Twitterのおすすめ表示。
ここでもフォローしていない方が出てきて、それをチェックしたり、一旦ブックマークしておく。
後でチェックする為に一時保存。
この時にまだチャンネルが作られてない、チャンネルに何も投稿されてなくても後からチェックできるので。

以前より圧倒的にチャンネル登録数が増えてて正味パンク気味だし、short動画数や1配信辺りの配信時間の増加、SHOWROOMなど別プラットフォームへ手を付けたり、そもそも私生活の変化で時間を使う比率が変わり、昔ほど探し出す熱意は高くないけど、それでも以前と同等かそれ以上見つかります。

特に「Vtuber一問一答自己紹介」の影響は偉大で、何でもいいから1つ開いて下にスクロールしたら次々と現れるので、それも気になった人を再生リストに入れて後から再生してみたり。

youtubeが「あ、この人はVtuber一問一答自己紹介が好きなんだな?きっそうだそうに違いない!」と判断して関連付いた動画を次々と紹介してくれる様になるので。

MGS2で言及されていた「全て自分で選んでいる様に見えて、実際はAIに選択肢を与えられているだけに過ぎない」というものを、自分好みにカスタマイズしていっています。

その結果自分のyoutubeアルゴリズムは見事にVtuberやガンダム(スパロボ含む)、料理やポケモン、遊戯王が大半を占める様になりました。

7:これを書こうと思った理由

参考になる人がいればいいなという、あるいはアルゴリズム教育の為の情報共有も含まれてます。
将来的に、いずれこの界隈そのものを見限って個人に寄り付き、書かなくなる時が来ると思いますので。

私はあくまで『紹介したいな』と感じた人を探す目的であって、そういう意味も含めて「私の把握している範囲内」としているだけですので、その上で私は、炎上スレスレの過激な活動を頻繁に行ったりそういう方針を取る方、AVTuberみたいなR-18を生業としていている様な、『同じ学校や職場にいるだけで名前くらいしか知らない様な間柄の方に、突然オススメのVtuberを聞かれた際に紹介できるか否か』のラインを個人的に引いているだけなので、何をNGとするのかそこら辺の判断基準はやる人の最良次第になります。

あと、間違ってもVtuberという『コレクション』を収集する目的なんて微塵もありません。

例えば『機動戦士ガンダムSEED』に出てくる「ムルタ・アズラエル」というキャラがいて、こういう発言をしております。

「核は持ってりゃ嬉しいただのコレクションじゃあない、強力な兵器なんですよ!
兵器は使わなきゃ。高い金掛けて作ったのは、使うためでしょ…?」
と。

Vtuberと核兵器を同系列で並べるな!という言葉はまぁさておき。

ここで言いたいことは、Vtuberに限らず、活動者に対してもこれに通ずるものがあると思うんですよね。

Vtuberはチャンネル登録やフォローをして自分の宝石箱にしまって愛でるもの、なんてものじゃないんですよ。
放っておいてもプロンプトを自動生成して無尽蔵に娯楽を提供してくれるAIやマシンではないので、活動には時間や金、メンタルや知識、技術といった個人が持っているリソースを使います。
当然リソース尽きたり、もっと良いリソースがあれば活動休止しますし引退や卒業、転生もします。

『無課金で出来る推し活』というソシャゲを揶揄したような応援方法もあり、それを推奨する理由の奥底にあるものは、お金を払えないあなたは時間というリソースを消費する代わりに、お金を提供してくれる方を呼び込む・そういう人の目に留まる確率を上げる為の布石になって下さい。
だと思っております。

「お金を払えないから別にいいや」「時間を使えないから別にいいや」ではなく、やれる事やってみませんか?

……勿論、ソシャゲみたく周回効率を重視したスパム的な行為は抜きにして。

いいなと思ったら応援しよう!