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堀古さん発言、12/5東京マーケットワイド
(最近相場が強い状況について)
展開は多分年末まで続くと思う。おそらく利下げもあるし、景気もいいということで、この上昇を抑える要因は当面ない感じ。
(最近相次いでAI関連銘柄に対する再評価が広がりつつある状況について)
今年の7月まではそういう動きもあったが、大統領選挙を控えてディフェンシブな銘柄に資金が移っていた。しかし、大統領選挙が終わったことで、またそういった銘柄に資金が戻ってきているんだと思うし、これからもっと戻るかもしれない。
(買いそびれた投資家が多い状況について)
全然間に合ってなく、むしろ相当遅れている。アメリカの投資家の雰囲気を聞いていると、2022年に株も債券も下がった時がありましたが、その時に特に株のウエイトを相当下げた。債券はリセッションが来たら戻るだろうと見ていたから。
株はリセッションでダメになると判断したので、両方下がったにもかかわらず、多くの機関投資家は株を減らした。結果的にリセッションにはならず、債券の価格も上がらず、株だけが持ち直して、完全に置いてけぼりにされた。まだまだ買い遅れが目立つ状況。
(労働市場について)
まちまちだと思う。コロナ後に労働不足が深刻化したが、その後雇用が回復。今はインフレも落ち着きつつあり、この動きは続くと思う。
(JPモルガンの2025年のアメリカ経済の見通しで、景気が順調に拡大し、労働市場も健全な状況が続く、特にAI関連の設備投資が拡大基調。こうした見方について)
その通りだと思う。FRBの使命はインフレ抑制と雇用の最大化。雇用が安定していれば、利下げも可能です。今の環境は非常に恵まれていると思います。
(トランプ新政権の財務長官にスコット・ベッセントについて)
彼は市場をよく知っている人物。特に、ファンドマネージャーとしての経験があり、トランプ氏が強硬な政策を出しても、うまくコントロールできると思う。
(財政の効率化でマスク氏が2兆ドル削減を目標にしている点について)
できればいいですが、かなり挑戦的な数字。ただ、バイデン政権時のインフレ対策法案には無駄が多かったので、それを見直すことは重要です。
(マーケットに対する投資スタンスについて)
今は11月から5月が最もパフォーマンスが良い時期なので、高値でも押し目があれば積極的に買っていくべきだと思います。