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堀古さん発言、12/19東京マーケットワイド

(FOMCは予想通りとはいえドットチャートで来年の利下げ期待が4回から2回に減ったことまたパウエル議長の発言踏まえ市場が一気に崩れたという見方でいいか?)

強いて言えば中央銀行もこれから起こることはわからないというような感じ。マーケットはこの不透明感を一番嫌気していると思う。

(恐怖指数、VIXが瞬間28まで上昇したことはリスクを平準化する投資家にとってはいや応なく株を売らざるを得なかったこともあったのでは?)

今はもうインデックスファンド投資バブルの真っただ中にいると思っている。マクロの要因でよくわからないことが出てきて、それに絡むいろんなデリバティブが発動して下げを大きくしている。どこまで下げるかわからない状況で12月の終わりに差し掛かってきて、取引が少ない中でいくらでも売られる。そういうのがインデックス投資の特徴で、構造上仕方ないことだと思う。

(ダウの10日続落は株式冬の時代の1974年以来50年ぶりで比較対象になるのか、過剰反応なのか?)
いわゆるトランプトレードだと思う。大統領がどっちになったら何が起こるということをみんなが一喜一憂しすぎた。大統領選挙は株価を動かす1つの要因ではあるが、11月の初めからそこまで上げるような材料ではない。今はトランプ銘柄ほど下がっている。これは健全な調整だと思う。

(そうなると何らかの反発も期待できるのか?)
インデックス投資をしている人は不安でしょうし、とことんまで売るんじゃないかなと思う。今インデックスバブルの真っただ中なのでこれからもそういった動きを何度も経験すると思う。

(今後どういうイメージは?)
振幅が大きくなる。FRBもトランプが関税をどうするか、移民をどれだけ制限するかなど、何をやってくるか分からない。このあたりを見ないと金融政策を発動できないので、中央銀行もどうなるか分かっていないと思う。インデックスは個別企業の価値を見ているわけではなく、資金の流入と流出だけを見て動くのでこれからも上下の変動が増えると思う。

(年末特有のクリスマスラリーへの期待はあまり持たない方がいいのか?)
それもトランプトレードと同じで、期待されすぎた感がある。
個別で見ると割安感のある銘柄はすでに出てきているもののインデックスは調整が必要では。

(2025年に向けたイメージは?)
来年も振幅が激しいと思う。良い銘柄を見極めることが非常に重要な年になる。