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買いの絶妙の瞬間を見極める

MakabeeさんのジムクレイマーMAD MONEY紹介動画が役に立つと思い、要点をまとめておきます。今後特定口座でのVTIやVTの売り買いの参考指標に使えればいいなと思います。


この動画の内容は、マーケットにおける「売られすぎ」「買われすぎ」の状態を捉えるための指標や、具体的な行動指針について解説したもの。

1. S&Pオシレーターの活用

マイナス5%より下に達したら、鼻をつまんででも、すなわち嫌な気持ちを押し殺してでも、買い始める必要がある。さらにマイナス8%を下回る時、あなたにできることはどんどん株を買うことしかない。

①定義

S&Pオシレーターは、マーケットが売られすぎ(買い時)や買われすぎ(売り時)の状態を示す指標で、0を基準に値が上下する。

0%:中立状態
+5%超え:買われすぎ状態(警戒すべきタイミング)
-5%超え:売られすぎ状態(買い始めるタイミング)
-8%以下:極端な売られすぎ(積極的に買い向かうべき)

②統計的な裏付け

過去10年間のデータでは、S&Pオシレーターが-8%に達した後
• 30日後の平均リターン:+2.88%
• 60日後の平均リターン:+8.93%
• 上昇確率:30日後70%、60日後80%

③ジム・クレイマーの戦略

+5%以上の場合:新規買いを控える。市場が加熱しすぎており、高値掴みのリスクがあるため。
-5%以下の場合:たとえ悪いニュースがあっても、買いを検討。特に-8%以下は歴史的に市場が回復する可能性が高い。

2. 市場動向3日間のパターン

1日目:大幅下落
2日目:上昇スタート後、再び大幅下落
3日目(金曜日など):さらなる下落
→ このような「精神的に厳しい展開」の後、市場が回復する可能性が高い。


3. 個別銘柄への応用例:エヌビディア(NVIDIA)

エヌビディア株の例では、以下のような動きが「絶妙の瞬間」のシグナルとして解説されています
•数日間にわたる下落 → 短期的な上昇 → 再び下落。
•この後、株価が回復する可能性がある。

注意点
•短期的な急上昇(スパイク)では買わない。これを「デッドキャットバウンス」と呼び、高値掴みのリスクがあるため。
•本当の底を見極めた後に買いを考えるべき。

4. 結論

•オシレーターを毎日チェックし、市場や個別株の売られすぎ・買われすぎを見極める。
•短期的な「スパイク」に惑わされず、統計的に有利なタイミングで行動する。
•市場の心理的に厳しい局面(3日目など)が買いの好機となる場合が多い。

マーケットのタイミングを判断するうえで、有用な具体例と統計的根拠が示されていますね。このような手法は、慎重に実行すれば安定したリターンを期待できそうです。

以上です。今回もありがとうございました!